「ちきりんの日記」が賞味期限切れなのは、「自分で考えない」からという仮説

  • 投稿 : 2016-05-06
自分はたしか2010年か2011年ぐらいにちきりんの日記を知って、その後著書も2冊ぐらい買って読んだ。
最初は発想が面白いと思ったり分析の切り口が鋭いと思ったりしたんだけど、ある時期から、ちきりん自身が主張する「自分のアタマで考える」が悪い方に出ているなという印象を持つようになった。
たまに自分(俺)がそこそこ知っている話題についてちきりんが論じているのをみると、あまりにも調べ物をサボりすぎというか、その道の専門家たちが何を言っているのかを考慮せずに、自分のアタマだけで考えた図とかが載ってて杜撰さを感じるんだよね。
そして年々、煽り口調が激しくなってきた気もする。炎上狙いというか。
ちきりんの日記ってもう賞味期限切れなの?

・新自由主義路線の論理ばかりである
・ちきりん氏のオリジナリティな思想でも何でもない
・ネット民はあきやすく、同じ刺激では3年程度が限界
・はてなのホッテリに入るかどうかでは、人気度はわからない
・はてぶコメントを閉鎖したからと言って、思想の賞味期限とか別
・思想・考え方とは別に、ブログの面白さは存在する

自分で考えるというのは本当は難しくて、IQが高いから、外資系に勤めていて見聞が広いからとは別物だと思うんですね。

だいたい自分で考えなくても、日本人にとって目新しい思想や考え方を提示したら、実際にはコピーなのにこの人の考えは素晴らしいとかそんな風に錯覚することもあると思うんです。

ファンじゃなければ、擁護する意味ないんですな

知名度があがれば上がるほど、批判的な内容がでてしまうのはある種しょうがない。

だが、批判するのであればもっと「なぜ?」を考えて言及するべきだろう。
人気が落ちた?→コメント欄を閉鎖したからだ!→批判を受け止められない残念な人

ちきりん氏の日記に対する今回の騒動では、上記の流れで批判する人が多数見受けられたが、これはあまりにも安直ではないだろうか。
「ちきりんの日記」騒動がフェアじゃないので言及する - 神田の唄

ちきりん氏自身も、似たようなことをしてるんで、50歩100歩じゃないのかなぁ?

給料が安い ->文句ばかり言って、努力して結果を出さないからだ ->グローバル経済についてこれない残念な人

ちきりん氏のロジックも意外と個人的には安直だとおもうけど・・・。

ただ、グローバル経済とか、新自由主義経済とか、自己責任社会とかそういう時代の流れで、その安直さがあっても、思想としては支持されるというだけの話のような。

「自分で考えない」から

自分で考えなくても、ちきりん氏らしさが継続していて、それが受ける時代が続いていたら、賞味期限が切れないとは思う。

極論、ちきりん氏でないといえないような話とか考えとかあるんですかね?
その代替ができるのなら、ちきりん氏でなくて、魅力的なもっと違う人に移っていくってこともあるわけで・・。

高知のトマトさん

一部の人がそう呼んでるので、高知のトマトさんって書いておくけど・・。

・無尽蔵に、ブログネタをかけるとおもったら3年?は無理だった感じ
・だんだん内容がなくなって、微妙に怪しげな金もうけネタになている
・そのほか

逆に、ちきりん氏のすごさって他の人と比べたらすぐにわかると思うんですね。
まあ、比べた人はダメすぎるとおもうのなら他の人で、各自検証したらいいと思うんです。

あと、ファンの客層とかも比べてみたら、まあ、わかるような。

僕は、高知のトマトさんが意外と好きだったんだけどなぁ。まあ、考慮する価値あるというだけで、賛同なんかできないけど・・。


2015年度も、実はちきりん氏人気だったような・・

「通勤手当なんて廃止すべき」で考える、マイルドな煽り手法について
ちきりん氏の「終末期医療について考えよう!」が人気な理由
ちきりんは、なぜ嫌われる?
馬鹿を馬鹿にしていたら、本当に大事なものが見えないかも
比較して「マシ」だ論は、何も言っていない論になりがちなのでやめた方がよい

はてなブックマークか匿名ダイアリーで取り上げられないとたぶん僕は書かないとおもうので・・。
上記すべて2015年。
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