「だから言ったのに」と言う人の不満を解消するのが、マネージメントなのかも

  • 投稿 : 2015-10-15

「だから言ったのに」と言う人の発言内容は、意味がないし役に立たない

なぜ、聞かないのかというと、聞いても役に立たないからです。

たしかに、正論で言ってることは正しいことが多いんだけど、それって本当は誰もが思っていることであって、目の前の問題解決に役に立つか?といえば、役に立たないんです。

また、いま気をつけておけば、こういうことが起こらないのにというのもほぼ同じで、その内容が正論でマトモである場合においては、たぶん役に立ちませんし、その通りにしても将来起こり得る不幸?はあまり変わりません。

不幸の内容がかわるだけです。
なぜそうなるか?といえば、部分最適化だからそうなるんですね。

で、例外はあって、マネージメントをする人が新人で素人である場合だけ、上記の発言は役に立ちます。それ以外の場合において役に立つことなんて皆無なんです。

言っている内容は、正論でマトモで正しいほど、それは実際には改善案の類でなくて、現在の理不尽なことに対する不満を形を変えていっているだけです。

じゃぁ、あなたが採算度外視で、よくなるように何かできますか?といえば、できないというでしょう。

トヨタのカイゼン活動に学ぶ、だから言ったのに社員(部下)の応対の仕方


トヨタの信奉者?じゃないからそう思うだけなのかもしれないけど、
この手の方式って、不満を持つ社員の不満のカス抜きとして機能しているのではないか?と思うのである。

他の会社からトヨタに2年ほど出向した経験者から異口同音にきいたことが、これだ。つまり、あの会社は仕事のやり方を変えることに抵抗が少ないのである。

「変えないことは悪いことだ」
「変革に反対するものは、せめて横で黙っていてくれ」
「トヨタの敵はトヨタだ」

これはみんな、会社が従業員に発信しているメッセージである。そして、これがトヨタ生産方式を支える最大の条件なのだ。だからこそ、「なぜなぜ5回」などという根本原因の探求に耐えられるのだろう。たいていの会社では、3回目くらいで『因習』にぶつかって、あとは口を閉ざすしか無くなるのがオチだ。ましてや、あえて問題を顕在化させるために、「アンドン」をあげて最終組立ラインをストップさせる、などというとんでもない芸当が正当化されるわけがない。むしろ生産ラインを止めたら大目玉を食らう、というのが世間の常識であろう。
あなたの会社にトヨタ生産方式が向かない五つの理由 : タイム・コンサルタントの日誌から

恐るべし!トヨタがあぶり出す「7つのムダ」 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト


実際には、「なぜなぜ5回」というのは意外と多くのところで行われてたりするけど、
3回目ぐらいで根本的な問題=因習?にぶつかることが多くて役に立たない感じなことが多いのも確かである。

でもって、「だから言ったのに」と言う人のいう内容は、この内容なんですね。

じゃぁ、因習?がわるいのか?っていう話になりかねないんだけど
実際には、「なぜなぜ5回」のやり方が悪いことも多数なんです。特に、「だから言ったのに」という人はたいていその傾向が高い。

同じ問題に対して、「なぜなぜ5回」をしても、因習?にぶつからないとか、もっち違う観点で今より良くする方向に持っていける人たちがいるんですね。

もちろん、因習を打開できるのが一番であるけど、そんなの多くの場合は無理なんだからそこにこだわってはダメなことも多いでしょう。特に目の前の問題で、将来的に解決するべき問題でなく、今この問題を何とかすべきの時なら・・。

マネージメントがうまい人の一部は、この部分がうまい人が多いと思う。パワーでなくて地道な行動でなぜかうまくマネージメントできるタイプはこの手の人が多いのでそういう人を良く観察して学ぶべき点は多いと思う。

話は脱線したが、
だから言ったのに社員(部下)を上記のような路線で考えられる人に育てるか、それともたんに不満だけ、どこかに吐き出させて従わせるかどちらかなんだけど
簡単なのは、後者であるかなぁと思う。

「だから言ったのに」に自身が該当するなぁと思う人は、少し考えたかを変えたほうがよいかもしれないなぁと思う。ただし、行動は変える必要があるかどうかは自身の問題なので、「だから言ったのに」に変えない路線もありだと思う。一応ある程度の力ある人がいえば、圧力にあんるので・・。

・・・・

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「だから言ったのに」と言う人という人を信用してはだめだとは個人的には思う。
「だから言ったのに」という人はたいてい、被害最小限にして自身は逃げ切る人が多い。

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