ジョブズを生み出したのは、「伝統的日本教育方式」だ説 【レーガン教育改革】

  • 投稿 : 2016-02-16
乙武洋匡さん「日本の学校は、サラリーマン養成所」

「日本でジョブズがみたいな人が出てこないのは…」とか言い出す奴は詐欺師だと思ったほうがいい。

2016/02/16 19:32

IT業界やコンサルで、(昔で言う)横文字を並べる人たちは、詐欺師だと思ったほうが良いというのと似たようなものだと思う。

ジョブズは、教育では生み出せないと僕は思う。
教育でなくて、アメリカ文化とかそういう系統なのでは?と思う。

でもって、文化というのは、いいとこだけ取り入れるってことは、大抵できないことが多いと思う。
勤勉だけ取り入れるとかそういうの。

ジョブズは、どの教育が生み出したのか?

 ところで、IT業界のリーダーたちは、いずれもが米国が生んだベンチャー起業家ばかりです。ビル・ゲイツ、ステーブ・ジョブズ、ジェフ・ペゾス、セルゲイ・ブリン、マーク・ザッカーバーグ…。米国に留学した孫正義にしても、日本で起業し帰化を希望しているテイト・クリストファーにしても、「レーガン教育改革の申し子たち」であるというのが共通点です。

 そのレーガン教育改革とは、1970年代から米国製造業が日本企業群に次々と敗退しつつあったのは、それまでの「ゆとり教育」の弊害だと断定し、日本の修身(道徳教育)、寺子屋や私塾教育方式、武士道、偉人伝記、教育勅語などのあらゆる長所を取り入れた“伝統的日本教育方式”なのです(教育担当官ベネット著の「道徳読本=Book Of Virtue」参照)。それがシリコンバレーやウォールストリートの新興実業家たちを生み出した起爆剤となったわけです。

 それに対し、当時の日本では、文部省や教育関係者たちが、レーガンが失敗だと決めつけた「米国式ゆとり教育」を日本へ取り入れてしまうという愚を犯しました。その結果、人材育成の道を誤り、90年代以降の産業低迷の一要因になったとされます。さらには、小保方晴子氏の“コピペ論文”、佐村河内守氏の“ゴーストライター”、佐野研二郎氏の“東京五輪エンブレム・デザイン盗用”…といった“非道徳事象”にみられるような、社会的・職業的・家庭的・個人的な負の遺産の遠因となっているともいえそうです。
【日本千思万考】ゲイツ、ジョブズらニューリーダー生んだ「レーガン教育改革」、その実体は“伝統的日本教育方式” - 産経ニュース

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1つめの引用のロジックが少しおかしな気がするのは、
1970年には、ジョブズはもう14歳なので、ジョブズが受けた教育は、アメリカ式ゆとり教育なのでは?という部分ですね。

1971年、高校生になったジョブズは、ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで働いていた時に、スティーブ・ウォズニアックと出会う。容姿も性格も正反対だったが、すぐに意気投合した。ある時、ウォズニアックの母親からもらった「エスクァイア」誌1971年10月号に掲載されていたブルー・ボックスと呼ばれる装置を使って、無料で長距離電話をかけるというフリーキング(不正行為)の記事を読んだ2人は、スタンフォード大学の図書館に入り込み、AT&T(ベル社)の技術資料を見つけ出して、自分たちでオリジナルのブルー・ボックスを作り上げた。2人は、この装置で長距離電話をかけまくったという。ウォズニアックは装置を作ったことで満足したが、ジョブズは、当時ウォズニアックの通っていたカリフォルニア大学バークレー校の寮で、この装置を1台100ドルから150ドルで売りさばいた。装置自体は1台40ドル程度で、大いにもうかったようだが、そのうち銃で脅されるようになり、身の危険を感じたジョブズは販売を止めた。

1972年の春、高校も卒業というときジョブスはLSDを試し、麦畑がバッハの曲を奏でるという幻覚体験をし、それを素晴らしい体験であると感じた[11]。2013年の伝記映画『スティーブ・ジョブズ』にも、LSDを服用し麦畑で指揮者になるという場面が登場する[12]。後には、人生でトップクラスというほど重要な体験であると述べ、お金儲けではなく、歴史という流れ、人の意識という流れに、いろいろなものを戻すことを気づかせたとしている[11]。

1972年、オレゴン州のリード大学へ進学。大学時代のジョブズはユダヤ・キリスト・イスラム・アニミズム・太陽神・思想・坐禅・食事・ヒッピー文化に心酔し、裸足で校内を歩き、一時は風呂に入らない時期もあったという。またかなりの音楽ファンであり、ビートルズやグレイトフル・デッドなどを聴きまくっていた。ジョブズは大学に半年間通ったが、興味のない必修科目を履修することを嫌がり、「両親が一生をかけて貯めた学費を意味のない教育に使うのに罪悪感を抱いた」ために中退した。しかし中退後もリード大学のキャンパスを放浪し、コーラの空き瓶拾いや心理学科の電子装置修理で日銭を稼ぎながら、哲学やカリグラフィー(西洋書道)など興味のあるクラスだけを聴講するもぐりの学生として過ごし、合計18ヶ月をリード大学に費やした。
スティーブ・ジョブズ - Wikipedia

1970年以降のジョブズは、wikipediaでは上記のような感じ。
どのあたりが、ジョブズを作りだした教育なのか?

1970年よりも前の教育がジョブズを作りだしたとしたら、アメリカ式ゆとり教育のはず。


僕の認識では、
・ゆとり教育 ->ジョブズを生み出せる可能性がある
・日本の今’従来)の教育 ->ジョブズのような人の足を引っ張る可能性がある
です。

で、どちらの教育もジョブズを生み出せないって思う。
つまり、教育じゃなくて、文化とか思想なんじゃないの?って話です。

ゆとり教育すると、平均値がさがるので、学力が下がったと騒ぐ
日本の今’従来)の教育は、平均値が高いのに、天才が生まれてないと騒ぐ

そもそも、アメリカの平均値の学力って、高くないけど?

平均値を比べるときは北欧の高いところと
ジョブズを引き合いに出す時だけ、アメリカの教育
それ両方とも兼ね備えるなんて、無理なんじゃ?

生産性の問題

日本の労働者の生産性が低いっていうけど、同じ物差しで測っていないだけなんじゃないの?っていうのはあると思う。

たとえば、トヨタの組み立て工場で
・アメリカの工場
・日本の工場

を比べて、日本の工場のほうが明らかに低いのなら日本の労働者の生産性が低いでしょう。
でも、実際はそんなに変わらないのでは?

産業構造による生産性の問題を
労働者個人の生産性の問題にする変えるロジックが使われていると思う。
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