「なぜ一般人はネット史を捏造するのか」の感想

  • 投稿 : 2015-09-10
ネット歴15年の僕がインターネット自分史を書いた ヨッピーの場合 - ヨッピーがブチ切れまくるブログ
なぜ一般人はネット史を捏造するのか - 夏男ノート
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より多くの人が共感できるほうが、一般人による「ネット史」なのでは?と思う。
実際に、その時代を過ごして観測した程度では、それが正しいかどうかは不明だと思う。

僕の感覚は、ヨッピー氏のインターネット自分史に近いです。
ちなみに、僕はヨッピー氏をあまり好きじゃないです。ごめんなさい。ただし、インターネット自分史を少し読んで、意外と普通の人だなぁという認識は持ちました。

そしてmixiの時代がやってきます。
前述したYahoo!BBによるインターネットの普及率の底上げが何をもたらしたかと言うと、
荒っぽく言えばインターネットが「オタクのオモチャ」から「一般人のたしなみ」に変化した事だと僕は思う。


それまでのネットと言えば何事にもこだわる、マニアックで専門的で少し気難しいオタク層が主流を占めていた記憶があるのですが、インターネットの普及によってなだれ込んできた「一般人」がすごい勢いで幅をきかせはじめた。
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オタクのオモチャ時代は、
・マルチポストをやめましょう
・自身で調べてから質問しましょう(ググれ?)
みたいな、あえて言わなくてもいいことを、あえて文章にして書き込むとかそういう時代だったと思います。

一般人のたしなみに変化したのは、そういう人たちが目立たなくなったころだと思います。mixiでもしたり顔でコミュとかでそういう書き込みしてる人たちが初期のころはいたと思います。

一般人の感覚は、その頻繁な指摘のコメントが逆に「コメントスパム(bot)」だという認識だったんです。おまけに雰囲気を壊すし、感じ悪い書き方なんですね。ケンカ売ってるのか?みたいな書き方なんですなぁ。

すこし気難しいというのはオブラートを重ねた表現で、偏屈で人の意見を一切聞かない人たちで、自分たちの認識がすべて正しいと思っている人たちという感じだったと思います。

あと、YahooBBはADSLで常時接続で定額で値段もそれなりに安いというのはすごい変化で、これでインターネットが今のような実用性をもって一般人が利用できるようになったとも思います。

それまでは、ダイアルアップ回線で、プロバイダー料は定額だけど、電話料金はそうじゃないという世界だったので・・・。もちろん、テレホーダイという定額サービスもあったのですが、回線込み合いましてねぇ・・。

おまけにADSLと比較にならないぐらい遅い。あと、インターネットしているときは、電話が使えないという親(家族)から怒られそうな感じだったので…。

一般の人達は作るのにhtmlの知識を必要したテキストサイトより手軽にはじめられる新しいサービスである「ブログ」またはmixiをこぞってはじめたのである。
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ホームページビルダーを使っても、簡単に始められない感じでしたけどね。僕も使ってみたけど、何回も挫折したけどね。確かにHTMLの知識がいらないって触れ込みで、そういう風に使えこなせてる人もいるみたいだけど、どうしても僕には使いこなせなかったわけです。

mixiやブログとかが登場したときは、テキストを書くだけ、写真を投稿するだけで、それらしいものができるなんてすばらしいとおもいましたし、これこそが本当の意味でhtmlの知識がいらないってことだったんだなぁと感じたものでした。

また、アメーバブログによる「芸能人ブログ」の登場がそういう「一般人」をインターネットの世界に引きずり込むのに一役買った。それまでは文章をコネてコネてコネくりまわして「日記」に仕立て上げていたテキストサイト育ちの僕からすると、「今日はランチで○○を食べました♪」なんていうプレーンな、毒にも薬にもならない文章がアップされ続けるブログやmixiといった文化に「これがコンテンツとして成立するのか……!」と衝撃を受けた事を覚えている。
ネット歴15年の僕がインターネット自分史を書いた ヨッピーの場合 - ヨッピーがブチ切れまくるブログ

テキストサイトでも、一般人が日常生活をかいたような日記のようなものがあったわけだけど、それでもそれまでは、ネットで文章を公開する側と、読む側という明らかな境目があったような気がします。

その境目が一気になくなり、またコンテンツという意識も薄まり、コミニュケーションツール化へと変化していったんだと思います。

興味深い

なぜ一般人はネット史を捏造するのか - 夏男ノート

総務省の分析→ http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h23/html/nc212110.html

2015/09/09 20:16

ブロードバンドインターネットの普及 : 平成23年版 情報通信白書

人はそれをマイナーという

趣味にせよジョークにせよ、目利きな人の豊かな含蓄が面白い文芸を生む。
面白いネット文芸は、侍魂の健やヨッピーのような一般人の目の届かないところで生まれている。
2015-09-08 - 夏男ノート

その論理だと、一般人が認知できないので、ネットの歴史はねつ造されるという話にはなるとは思う。
ただ、それって、ねつ造なのかなぁ?!

今もたくさんテキストサイトは残っているのに、廃れた(絶滅した?!)とか言われるのは不当だみたいな。

実際、おもしろいテキストサイトはあるし、僕も読んでいるけど、荒らされたら嫌なので紹介したいとも思わないけど、
でも、テキストサイトが多数派(主流)でなくなったという意味では、廃れた(絶滅した?!)と表現しても問題なかろうと思う。

いまどきの若い人があえて、テキストサイトを作ろうとは思わないのなら、廃れたと思うしかないと思うけどね。

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