良問であるかどうかの指標を、「身近な生活実感があるものに絡めて」だけに依存したらダメでしょう。でもって、良問(悪問)の定義があいまいなまま、アレコレ言っても仕方がない面があると思う。
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避事実に即していないが消去法で解ける、問題のための問題。解ける解けないの問題ではなく、問題文の検討が足りない。
2018/01/15 19:55
確実に点取れたら、細かいことはスルーしてるのが、賢い人たちなんじゃないの(汗)。
賢い人たちは、自身が点取れる限りは、声あげないだろうし、
また、賢い人たちがこの問題を落とすことは確率的に低そうに思う。
こう考えたら、(問題出題者の)正解が導くことができるから、良問とかいう話も微妙なんじゃないかなぁ? クイズもどきに成り下がったらダメなんじゃないかなぁ。
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避地理にしろ国語にしろなんでセンターは毎回こういったウケ狙いをやろうとしてくるのか理解に苦しむ。裏にこうしろって書いてあんのか? / こっちもみといたほうがいい>https://this.kiji.is/325557443777201249
2018/01/15 19:09
そのままズバリだと思う。
大学入試センター試験の地理Bで人気キャラクターのムーミンを取り上げた問題について、大阪大大学院のスウェーデン語研究室は15日、「原作ではムーミンの舞台はフィンランドとは断定できない」と疑問視する見解を明らかにした。
古谷大輔准教授(北欧史)は「センター試験の社会的信用を維持するためにも根拠を示してほしい」と話し、舞台の国を特定した根拠の説明を求める意見書を近く同センターに提出する。
センター試験ムーミン設問に疑問 地理B、研究者が指摘 - 共同通信
いろいろ
(2)「この設問のどこに問題があるのか?」
①この設問が抱える問題は、設問の文章中に「図5中のタとチはノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメーション…である」と記されている点です。スウェーデン語を母語とするスウェーデン語系フィンランド人の作家トーベ・ヤーンソンがスウェーデン語で書いた一連のムーミン関連の物語の舞台は、「ムーミン谷」とされています。スウェーデン語研究室に属する教員が現時点で原作(ただし現時点では全9作すべてのスウェーデン語原典を確認できてはおりません)やトーベ・ヤーンソン関連の評論・資料などから確認できている限りで、「ムーミン谷」は架空の場所であり、フィンランドが舞台だと明示されておりません。ムーミン谷は、ムーミントロールの冬眠の期間に数日間夜の闇に沈んでいるという設定があるので、これが「極夜」現象の起きる場所だろうということで北極圏のいずこかとは推測できます。またスウェーデン大使館のFacebookが「ムーミン谷のモデルになったのは、ヤーンソン一家が夏の日々を過ごしたスウェーデン群島にあるブリード島です」と記されているように、トーベ・ヤーンソンはスウェーデン領のブリード島での印象にインスパイアされましたが、それはあくまでもモデルのひとつであり、物語中のムーミン谷そのものではありません。以上、これらの点からムーミンがフィンランドを舞台としているものとは断定できません。
②くわえて、もし消去法で図5中のタを答えるにしても、スウェーデン人作家のルーネル・ヨンソンがスウェーデン語で記した『小さなバイキング』の舞台もまた、「ノルウェーとスウェーデンの海岸にはかつてバイキングと呼ばれる海賊たちが活躍していた」とあるだけで、ビッケと愉快な仲間たちが住んでいるフラーケ村がノルウェーだとは明示されていません。また原作中には、ビッケの属するフラーケ村の一族はスウェーデンの部族だとの記述があります。スウェーデンのバイキングたちがノルウェーに移住することは史実として確認できることですが、原作中にはビッケの一族がスウェーデンからノルウェーへ移住したとの記述はなく、この点から見てもノルウェーが舞台だとは言えません。さらに『小さなバイキング』の物語自体はスカンディナヴィアに限定されず、世界中を旅するものとなっています。従って、この作品がノルウェーを舞台としているとも断定できません。
大阪大学外国語学部スウェーデン語専攻
②タの「ムーミン」とチの「小さなバイキング ビッケ」の選択については、例えば以下のような解答方法が考えられます。「ムーミンがフィンランドを舞台にしたアニメーションだと知らなくても、バイキングはノルウェーに関わるものだから、消去法からタの「ムーミン」がフィンランドに関するものだ。」この場合、地理Bで教えられる内容として「北欧は8〜12世紀に活躍したノルマン人(ゲルマン民族)の活躍した地域」というものがありますから、地理Bの問題として十分に答えられるものだと思います。他にもこの問題については、地理的特徴に関する第5問中の他の問題と挿絵に描かれている内容(森や船など)を組み合わせて解答を推測する方法など、答え方が複数あろうかと思います。解答方法はそれぞれですが、いずれにせよ、この設問は「「図5中のタとチはノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメーション…である」ことを前提としながらつくられています。
大阪大学外国語学部スウェーデン語専攻
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避阪大外国語学部(元大阪外大?)のスウェーデン語専攻が、核心を突いていると思う。
2018/01/15 22:28
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避ブコメにまだ阪大のスウェーデン語研究室の見解は出てないのか。 http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/user/swedish/ フィンランド大使館も「ムーミン谷は心の中にある」という見解出してるし、この問題はアウトだろうと思っている。
2018/01/15 20:41
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避
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高校の地理で北欧の民族、言語についてどの程度まで学ぶんだろう?ムーミンやニルス、ビッケの知識がなくても答えは導けるけど、北欧は結構複雑。知ってると余計混乱、モヤモヤする
2018/01/15 21:21
「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避「ノルウェーとフィンランドを舞台」という前提が誤りだし「ビッケがノルウェーである可能性」だけでムーミンがフィンランドであると帰結するのは大分おバカな論理。深く考えない者だけが正解する問題になってる。
2018/01/15 20:00
・web.archive.org:「ムーミン問題」は良問です。 - 日々の逃避
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