Web制作の見積もりは、まずは人月で考える方がよい

  • 投稿 : 2013-06-30
  • 更新 : 2014-07-01

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

つまり、時給1500円欲しいと思った場合、見積もりでの時給は4500円となります。ただし、4500円だと計算しづらいので、5000円にします。

元記事の半分ぐらいの規模をフリーランスが1人でこなす場合、48万円となりました。元記事の約1/5の価格です。
元記事で想定されている規模や人数がわからないのでなんとも言えませんが、フリーの人に頼めばだいぶお得だと言えるのではないでしょうか。

ちなみにマッチングサイトの場合、「事業の売上」と「経費」も計上せずに割安感を出している人がいます。
その場合、48÷3で16万円となります。かなり安くなってしまいますが、日雇い労働と変わらなくなるので、未来はないと思います。
https://anond.hatelabo.jp/20130628154129
人月でも人日でも同じです。
利益を乗せた妥当な金額を考えるにも、お客さんに見せる見積もりでも、作業日数というのはわかりやすいので、それベースで考えるのがよいかと思います。

時給1500円の1人月は?

時給1500円の人を利益を出しながら雇うためには、3倍の粗利が必要というのは、大手企業の話で、小さいところとかフリーランスだと3倍というのは大きすぎるのが実情。

時給1500円設定で、結局「1人月」はいくらになるかを計算してみましょう。

1500円*3倍*8時間*20日=72万円/月となります。

しかし、4,500円を5,000円計算にしているので、80万円/月です。

これを派遣の人を雇うとかで考えると、この単価の人はどのぐらいの能力を持った人なのかを考えれば、安い人月設定ではありません。

会社によって違いますが、人月計算の1か月は、1日7.5時間、1か月22日ぐらいの設定のところが多いのではないか?と思います。

人月設定が安くないのに、結果は1/5なのはなぜ?

・作業工数(日数)の見積もりが、少ないのでしょう。
・1人日の単価が安いから (4万円:5万円)

大きい要素はたぶん、1つ目です。

しかし、まあ元の250万とかいうのは、大手企業相手の価格だと思います。まあ、ありえてもおかしくないかな?という感じですね。明らかにありえないとかいうことはないかと思います。


客に見せる見積もりは、あくまで辻褄を合わせたもの

予算とかきいて、それに応じて辻褄を合わせてるだけのことの方が多し。ただ、周りの相場が問題で、べらぼうに高い見積もりを出せるわけでもありません。通常は、複数に相見積もりとかしますし、・・・。

客に見せる用の見積もりと、見積もりを出すための原価計算みたいなものは別に考えないとだめです。
客に提示している人月単価と、実際は違う設定をすることで、原価計算を簡単にしている場合もあります。

客からすぐわかる部分は、通常はごまかしがないんです。



WEBだけではないですが、こういう感じの書籍もあります。
妥当かどうかは、作業量とかでなくて、相場でしか判断できないと思います。


フリーランスの全国Webサイト制作料金表 2013年度版 - W3Q

こういうのとか


相場が大事

・相場
・利益
この2つです。

人月さえも、周りの相場からはじき出された値です。

フリーランスは最低でも、時給の2倍程度はもらわないとやっていけません。また、周りの相場を知ることが重要です。

同じ値段なら、フリーランスよりも企業(会社)の方に依頼する人の方が多いですよね?それは同じ価格なら、企業を選んだ方がお得だと思うからですよ。


3倍の法則

時給が1500円なら、3倍で見積もりをするというのが理解できるのなら、
この仕事(WEBサイト?)なら50万程度かな?と素人の人が考える場合は、150万かもしれないってことなんですよ。

適正価格を50万と思っているのは、相場からかんがえての話でなくて、なんとなくなら多分そうです。

素人が見積もりから、その価格が妥当かどうかは本当のところは絶対にわかりません。だから、相見積もりとかで比較するしかないんです。

Appleの製品が適正価格かどうかなんて、わかりますか?
スポンサーリンク
タグ#IT