・合理的に見えるルールを提示して、多数派を納得させる
・不利益を被るのはごくわずかで、あなたがこれに該当することはまずないと思い込ませる
・多数派には、今まで以上のメリットがある
・不利益を被るのはごくわずかで、あなたがこれに該当することはまずないと思い込ませる
・多数派には、今まで以上のメリットがある
この方法の便利なところは、やっていることは今までと変わらないのに、なぜか公平で合理的だと感じさる効果があることです。
またこの手の方法は、(ほぼ)全員の賛同を得る必要はなくて、多数派の賛同を得られればよいというのもミソです。そのためには、少数派切り捨て方式を採用して、被害にあう人はごくわずかであり多数派はこれに該当しないと思わせるのが有効です。
でもって、そうすることで、多数派は今まで以上のメリットがあるという改善策のように見せかけるようにするのがよいわけです。
この手法は一般的で、民衆を煽って政治をするような感じの人はみんな使ってるんじゃないでしょうか?
また、会社も労働者にたいして普通に使っているでしょう。
また便利なところは、多数派がルールだから従えという圧力をかけてくれるところも重宝するでしょう。
実際の事例?!
・はてなブックマーク - 毎年「評価が下から5%」の社員は自主退職してもらってます。 | Books&Appsまず、意外と賛同者が多いことがブックマークコメントからみてわかるでしょう。
もともとブックマークコメントというのは、賛同的なコメントが付きにくい点を考慮すれば明白です。
「具体的に何をしているのですか?」と聞くと、年1回の評価で、パフォーマンスの下から5%の社員には、割増退職金を払って自主退職してもらうということだ。
もっと具体的に言えば1年分の給与を払い、自主的に退職してもらう。
人事の人は事も無げに言った。
「下の5%の人に入る、というのはよっぽどのことがなければあり得ません。殆どの人はクビになる心配など無縁ですよ。」
ですが、下5%は、はっきりわかります。測定するまでもありません。できない人はみなわかっています。」
毎年「評価が下から5%」の社員は自主退職してもらってます。 | Books&Apps
実際に行われていることがこれです。
・下5%に入る人は、よっぽどのことがない限りありえない
・下5%は、測定するまでもなくはっきりわかる
「パフォーマンスの下から5%」という評価方法がよくわかりませんが、
単純に、100人いたら5%の人を入れ替える方式だとすると
100人で5人、20人で1人、毎年、自主退職という事実上、会社都合の退職を促すことになります。
評価方法がわからないというのは、通知表で5段階だけど、実際には1はつかないという方式のところと
必ず一定割合で1が付く人がいるという方式ではちがうという簡単な話です。
「ただ、勘違いしていただきたくないのが、パフォーマンスの下5%の人が無能である、ということにはならないということです。それは、彼らにも言っています。「うちに合わなかっただけです」と。」
毎年「評価が下から5%」の社員は自主退職してもらってます。 | Books&Apps
倫理観の高い感じのことをいうことをいう会社はまともそうに見えるだけで、実際はどうだかわからないとは思います。
だって、たいていの場合、下から5%の人ってほとんど該当しないっていってるほど評価が引くわけで
たまたま仕事内容と環境がわるいから評価されないだけなんてことは、どの程度ありえるのか?って話です。
下から5%なんて測定しなくてもすぐにわかるっていってるところからみても明白かとは思います。
実際にそういう目にあわないと、理不尽だとは思えないのが人間?!
次の仕事は、1年以内に次の就職先をさがることですというのと似ているわけですが、そういう状況を理不尽と考えるか、なんと親切な会社なんだろう?と思えるかの違いかなぁと思います。ただしここには、見えているのに見えない条件があるのは、
リストラされるほどその会社では、お荷物な存在だということです。
ここで、ほかのところにいけば、お荷物にならずに、ちゃんと正当に評価されるとかいう状況はどの程度ありえるか?ってはなしですなぁ。
評価の低い人を採用した人事部の評価は?!
というか、人事部も一定数入れ替え制にしないと、たぶん評価基準が同じなので、新しい血が入りにくいと思うんですね。でも、そんなことを言い出す人事部の人たちはたぶんいない。人事部の数が少ない?小さい?会社などをみれば、よくわかると思う。
だって、極論、採用する人の好みで決めてるので、その好みの色が変わらない限り、多様性を求めても一定の範囲の中に納まることになるからです。
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