「チャレンジド」のことを「チャレ」とよんで蔑む人が出てくるかもしれない

  • 投稿 : 2015-06-05
  • 更新 : 2015-08-31
Challenged(チャレンジド)というのは「障害を持つ人」を表す新しい米語「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とし、障害をマイナスとのみ捉えるのでなく、障害を持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、という想いを込め、プロップが1995年から提唱している呼称です。
私たちが「チャレンジド」という呼称を提唱するのは、いわゆる「障害者」が、その文言が表すようなネガティブな存在から脱却できる社会の創造をめざしているからです。


言葉は人を変える「ちから」を持っています。
社会を変える「ちから」を持っています。 
「チャレンジド」という言葉について | プロップ・ステーション

Twitterでガイジという言葉を見かけました。呟いていた方に聞いてみたら、大学生位の方が言っていたと。
果たして、言葉の意味を理解して使っていたのでしょうか。
ガイジとは、障害児を略した言葉です。障害児に対する、強烈な差別意識を感じさせる、悪意を持った言葉です。
この言葉を使えば、それだけで特定の人々、つまり障害を持つお子さんを差別したことになります。
障害児を略しただけだ、言葉の意味は変わらない、と言われる方もいらっしゃるかと思います。
違います。障害児は区別する言葉、ガイジは差別する言葉です。
ガイジという言葉を知っていますか - フミログ

「ガイジ」のように、あまり意味を理解せずに、面白がって子供たちがつかっているという実情はあるとは僕は思います。僕の子供の頃(中学生?!)も、この言葉があったのでかなり昔からある言葉なのではないか?と思います。

それはともかく、「ガイジ」という言葉は、こういう差別的な意味合いが強いんだよとか、歴史的背景があるのなら、こういう背景があるのだよというのをそういう子供たちに教えるべきだと僕は思っています。

使うなという強制することは事実上できないけど、そういう意味合いを知って使わなくなる子供たちはいるかと思います。

ここでいう子供たちって、大学生ぐらいの人たちも入ってるんですね。
「ガイジ」以外にもこの手の似たような言葉はあって、例を挙げると面倒なことに巻き込まれそうなのであげないけど・・。そういう態度が差別を黙認するのかもしれないけどね。

ここでもう一つ葛藤があって、知らない子供たちまでその用語を教えることで、使いだす子供が増えるんじゃないか?という不安ですね。僕はある程度はそれは仕方がないと思うんだけど、でも実際の当事者?にとってはそのようなことを許容できる心境にはならない木はします。

言葉狩り

言葉でなくて、(差別する)心が存在する限り無駄だから、言葉狩りは辞めるべきという論理は作れるんだけど、程々には言葉狩りをしないとダメなんじゃないだろうか?という部分もある。

また心を変えさせることはできないけど、言葉は狩ることができるという部分が非常に魅力的で、心の支え的にそういう方向に走り出す人がいても無理からぬことだろうと思う。

学力を上げることは難しいけど、テストの点があげることは容易という場合に、テストの点を求めだす心境と似たようなものかもしれないなとは思う。

あと、言葉には力があるというのは事実で、言葉を取り上げてしまうと一部の力をそぎ落とす効果はあるかもしれないなとは思う。ただし、結局別の言葉を生み出すんだと思うんですよ。

「チャレンジド」のことを「チャレ」とよんで蔑む人が出てくるかもしれない

ガイジという言葉を知っていますか - フミログ

うちの地元では「シンタイ」(身体障害者の身体)って言葉があったな。「このシンタイが!」って感じで罵倒する。身体って言葉単体では悪い意味がないので撲滅しようがない。言葉に矛先を向けてもしょうがない

2015/06/05 16:21

差別心があまりない人や、心優しき人からは、こういう発想自体が想定できないんだと思う。

・・・・

ガイジという言葉を知っていますか - フミログ

まさに言葉狩りという印象。問題は言葉を攻撃の手段として利用している人間であり、言葉を制限しても次の言葉がでてくるだけ。「障害児」という言葉も人によっては差別用語。結局、名称の無い存在にするしかなくなる

2015/06/05 16:03

机上の空論か、言葉遊びにしか過ぎないと思う。

騒ぎすぎなんじゃないの?的な発想

差別用語をあまり使わない人たちは、やっぱりそういう人たちが周りにいるか、使う人がいてもその人の前では使わないということが起こりがちなので、そんなに使われていないかのように感じがちだと思う。

ネットをみても一部の人たちが使ってるだけ?みたいな感じなのはたしかで、多くの人たちは使わないか、公の場では使わないかもしれないとは思う。

ただ、少数といってもかなりも人数がいて、それが差別対象者に向くわけで、当事者が感じる使用頻度とはかなり差があるとは思う。

ほんの少しでも、出来ることをしよう

ガイジという言葉を知っていますか - フミログ

この言葉を、差別を、減らすために私に何が出来るだろう。

2015/06/05 13:38

このエントリーは、語学の先生の影響をうけていると僕は思っています。

「差別はいけない、この言葉を使ってはいけない」って強く主張するのではなくて、
この言葉を面白がって意味もあまり知らずに使う人たちがいるけど、こういう意味合いがありますと淡々と説明する態度がすごく立派に思えたわけです。

「善意」というものを信じたうえで、使うかどうかの選択をあえてゆだねるという態度がよいと僕は思ったわけです。

つまり、禁止路線だと、結局は、尊厳を踏みにじる行為にちかくなり、そういう態度が差別を生み出すんじゃないかなぁと僕は思います。

面白がってつかう

これをどう考えるかにもよると思う。

倫理的、教育ママ的な発想だと、ダメなんだけど、
人間、聖人じゃないし、
差別意識が少ない人でも、褒められる行為だけで生きてるわけでもないのでね。

子供って、いけないって言えば言うほど、やりたがるでしょう(苦笑)。
大学生とかは子供かどうかはしらないけど、やってることは子供なら子供かな・・・。
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