今の世の中、力の弱い人間が幸せになれる場所は少ない

  • 投稿 : 2013-01-11
  • 更新 : 2014-07-01

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なんとか四年次まで進級するものの、就職活動でまた胃潰瘍になる。入院。今度は留年こそしなかったものの、就職浪人になる。ただでさえ社交性がなく、新卒の下駄でぎりぎり内定が出るか出ないかの身。

カウンセリングや話し方講座なども受けてみるものの、大した影響はなく、どうにも上手く行かない日々。ようやく出た内定は、小さな会社の営業職だった。

それから半年が経つ。やはり父は偉大だった。時代のせいもあるのかもしれないが、この過酷な職業に良く耐えられたものだ。先日、あまりの不調にかかった医者に、軽度の鬱病と診断された。

そんな私の現時点での考え。
不器用で、内向的な人間が、幸せに生きられる場所なんて、この世に、ない。
努力しても、変えられないものが、ある。
https://anond.hatelabo.jp/20130111140759
努力してもかえられないものは、適性です。不器用で内向的な人は一般には営業職に向きません。

ただ、不器用でも内向的でも可能な営業職もあるのは事実ですが、営業の種類や会社を選ばないといけないわけです。あと、不器用で内向的でも、繊細でないとか図太い人は大丈夫です。

不景気な世の中で、不器用で内向的だと就職が難しいのも事実です。でもって、余ってくるのは、小さな会社の営業職あたりしか残ってないわけです。

小さな会社の営業職は、やめること前提で平気で人を雇います。
条件が悪すぎるので、内向的でない人たちでも結構辞めていきますよ。もちろん、売り上げもあげれない人も多数。


努力でも変えれないものがあるのは事実

頑張ってもできないことがあるのは事実です。世の中の人は頑張るのが大好きで、結果は2の次の人が多いので、無駄な努力を認めたがらないんです。

頑張るよりも、よく考えてみるとか休んで気分転換をするとかそういうほうが、道を切りひられることも多いわけです。


派遣でも期間工でも頑張れば、正社員になれる

そういう幻想を抱いて、頑張って、泥沼にはまっている人たちもいたわけですから、単に頑張ればよいというのは嘘っぱちなのは明白でしょう。


親の教育が悪かった?親が悪かった?

後付論理ですね。頑張りが足りないの次に、よくつかわれる話です。

まあ、どんな親に育てられても、不器用で内向的な性格は生まれながらものだったらそうそう変化しません。体質みたいなものですよ。アトピーの体質を頑張りで変えれないのと同じ。

運が良ければ学者になってたかもしれないわけですから、世の中の流れとかそういうものにも人生は依存するわけです。父親が亡くならず、景気も良ければ問題なかったかもしれません。

時流に乗れて、たまたま運良かっただけのところも多分にあるのに、すべてが自身の努力だ才能だと勘違いする人もいるように、逆もあるわけです。


不幸にならない場所ならあるかもしれない

プログラミングが好きな少年が幸せになれる会社は日本にはないと思え

上記のように、勘違いを認めて、方向性を変えるとマシになるかもしれない。
そういう意味で、頑張るよりも、休んで落ち着いて考えてみるほうが良いかと思う。

不器用で内向的な人間は、考えることは意外と得意です。ただ、視野が狭い傾向にあるので、本来なら考え付くような良い方法論などが思い浮かばないわけです。


今の世の中、力の弱い人間が幸せになれる場所は少ない

不器用とか内向的とか関係なく。また、一度、道を外れると大変なのも事実。

「不器用で内向的な人間」が社会不適合者のように扱われたりしますが、本当はもっと不適合者はいますよ。ただ、強者側になれば、周りに迷惑をかけたり不幸にしながらも、社会で自分の場所を確保するわけですな。

社会不適合者というのは、弱者や敗者を、本人たちが悪いと思い込ませるためにできたかもしれない言葉だと思う。


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