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階級(階層)化されていないので、うまくいかない
主婦が働く→収入増える→消費増える資本主義で、階級(階層)化している社会なら、上記のようなことが起こり得るかもしれないが、それほど階層化してない場合は、なかなか上記のようなことは起こり得ないと思う。
家事のアウトソース化→雇用増える
育児のアウトソース化→雇用増える
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いいことずくめ
主婦が働くことはいいことずくめ
働いた金を全部を、「育児のアウトソース」に使うとしたら、結局は働かなくても働いてもそんなにそんなに変わらないかと思う。その状態を豊かになったと表現するかなんですね。
ただ、夫婦関係が対等で安定していれば問題ないですが、何か問題があった時に、主婦(主夫)だと弱い立場に立たされるので、そういう意味で働くという意味があるという考え方もできます。
また、結果として、主婦(主夫)が働くと、労働者が増えるわけですから、労働単価が下がりやすくなります。
介護の業界をみれば、雇用が増えることで社会が豊かになるかがわかるかと思う
家庭で見ていたものを、介護保険の制度もでき、ある程度、アウトソースできるようになりました。ただし、介護の現場の人たちの給料は安いです。雇用はあっても、そこで(進んで)働きたい人はいません。そこで海外から人呼んで来ようとさえしています。
外国人労働者を受け入れると、階層化するので、耐えれるということですね。この場合の外国人労働者は、欧米人たちの豊かな人でなくて、貧しい人たちを受け入れて、低賃金で働かせるわけですね。
ただ日本では低賃金でも、そのお金を自国に送れば大金になるというのが、階層化された資本主義社会なんです。
また、構造上、介護の業界の給料が高くなることはあり得ません。だって、生活をするためには、アウトソースにそこまでお金を支払えないからですよ。
お金で解決して、生活を豊かにする路線
人件費が一番高く、また階層化されていない社会では、安い人材にも期待できません。ということで、お金で解決して豊かさを得るよりも、自らが自身にかかわる作業をしたほうが、コストが安くなる場合が多いということです。
「収入>>アウトソースにかかる費用」が成り立たない限り、金で解決して豊かになるという路線には無理があります。
またこのモデルが成立する社会は、ある一定数の貧困層を許容しないと成立できません。
ある一定数の貧困層がアウトソースを引き受けるから成立するわけです。もちろん、貧困層の人たちは、アウトソースなんてできません。
つまりですね、アウトソースを引き受けないと生活できない状況に追い込んで、その構造を固定化させるわけです。
雇用が増えるというのは、大量生産とか意味合いが違う
大量生産して効率化すれば、製品コストがさがるというイメージで、雇用が増えることが豊かさにつながると思い込んでるだけのような・・・。また、大量生産でも、大量消費というものがなければ、その構造が維持できないですね。大量消費されなければ、効率的に大量生産できないわけです。
大量生産して、コスト削減できても、売れ残れば、結局はコストが上がってしまうということです。
家庭内分業
同じ作業を二人でするよりも、通常は分業して並立的に行うほうが、作業効率が良いはず。分業の効率の良さは、会社という組織からもはっきりわかる話かと思う。
ただ、効率がよいから、家庭内分業が正しいというのは間違っている。
それは、雇用が増えるから、主婦(主夫)も社会で働くべきという論理が正しいといっているのと同じだから。
そもそも、集団・組織・社会にとって最適であっても、その所属する個人にとっても最適かどうかは別なんだから。
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主婦(主夫)をしないと生活できない状況に追い込んで、その構造を固定させようとした時代も過去もあったのは事実かもしれません。つまり、家制度の犠牲になったというか、犠牲を強いられた人たちがいたという事実です。家の繁栄には都合のよい制度であっても、一部の人の犠牲に成り立つようなものだということでしょうね。
あと、選択できる自由があるのと、事実上選択できないという状況は違うものだと思います。
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