誰も、そんなに悪くないのに、不幸は生まれる

  • 投稿 : 2013-01-23
  • 更新 : 2014-11-16

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祖母は戦争中に必死に生きてきた。
戦争で親兄弟はすべて死に天涯孤独に。
祖父と結婚したが、母が二十歳のころに亡くなったそうだ。
その後は大阪の青果市場で働いて生活していたという。

そんな祖母が昨年、白内障のせいで全盲になった。
僕はショックだった。なぜ苦労した末に目が見えなくなるのか。
そして今回は骨折・・・。

兄は「わかったけど、申し訳ないけど長くないで。年やからな」
っと言った。内心僕はキレたが、地元にいる兄を頼るしかない。

妻に「別れる?」と言われた。唐突だった。
「アナタは甘えられる相手がいいと思う。私はそれが出来ない」と言われた。

僕と妻は10歳くらい離れています。(妻が年上)
https://anond.hatelabo.jp/20130122131752

誰も、そんなに悪くないのに

誰も、そんなに悪くないのに、引用文の様なことが起こるのは世の中ではよくあります。また、祖母に対して、ほかの人が冷たいように感じるかもしれませんが、それも世の中ではよくありがちな話なんです。

多くの人には、各自の生活がありますし、その生活は守り続けないと崩れかねないかもしれないようなものなんで、それを守ることを考えると、どうしても態度が冷たくなります。

他人は、一時的な感傷で物を言ったり行動したりできますが、当事者は一時的でなくて継続しないとダメだからなかなか無理なんです。

当事者でも、毎日面倒を見てる側と、たまに帰ってきて何かをする側では全然違います。


年上女房だからと言って、甘えられるわけでもない

年上だからという部分で、包容力などを期待する人もいるかと思いますが、すべての人がそういう要素を持っているわけではないということに注意が必要です。

10歳違うとやはり、考え方などが子供に見えてしまうんですね。それが逆作用に働いて、厳しい態度になるということも結構あるようですよ(^^;

物わかりが良すぎるのも、相手を理解しすぎるのも、幸せになれない可能性がある

本当の意味ではわかりませんが、一見、物わかりがよさそうで、相手を理解しようとする人は、不幸になる傾向にあります。

人間関係のパワー合戦で負けてしまうからです。

ある程度は、理不尽なことをぶつけ合ってという部分も必要なのです。あまりやりすぎると、人間関係が崩壊するから、どちらかが折れるしかないんですが、折れるのは物わかりが良いか、相手を理解しようとする人たちなんです。

そういうわけで、いつも折れる側は精神的に負荷がかかりやすいので、それが積み重なると、心が折れます。

外面のいい人が家族にとっては一番困る

誰に対しても優し人が本当に良いかといえば、家族にとってたいていは良くない場合が多いです。家族にとっては、どんな形であっても家族を大事にして守る人がよいわけです。

誰に対しても優しい人は、家族にも何かの犠牲を要求します。でも、そういう犠牲を要求してることは、逆に気づかないんですね。

毒親?というのは、基本的には子供にとってよくない親であって、その親が倫理的・道徳的に正しいかどうかなんて別問題です。正しすぎるのも、よくないということ。


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