「人それぞれ」「お互い様」などの魔法のことば /理不尽な人間関係を乗り越えるために

  • 投稿 : 2011-08-09
  • 更新 : 2014-11-15
他者に対して自分の考えを主張する、「私はこう思う、考える。これこれこういう理由に基づくものである」…そういう風にモノを言うのは、それは「考えの押しつけ」ではありません。それは「相互理解にたどり着くための努力」というのです。「人それぞれだから」と相手を切って捨てることは「やさしさ」ではありません。「他者を切り捨て自分の殻に閉じこもる」行為でしかない。そこのところを、なんだか真逆に考えていたりはしませんか。

結婚というのは、自分と彼女のプライベートな閉じた関係を、社会に対してオフィシャルなものとしてオープンしていくということです。恋人同士の閉じた世界を、他者に認知させ、社会の中に定位する作業ですね。その最初のステップで、他者との相互理解を拒んでしまっては、話は一歩も進みません。「ワカッテクレナイ」とすねても、誰もあなたを助けてはくれません。「ワカッテモラウ」ために「ワカロウ」と努力することが、今一番必要なのではないかと思います。
https://anond.hatelabo.jp/20110810012843
相互理解できなくても、相手の価値観を尊重する態度があれば十分なのではないかと思います。理解することは難しくとも、なるべく相手の価値観を尊重しようとする態度は大事だと思います。

理想は相手を理解してそのうえで価値観などを尊重すべきでしょうが、実際問題、異質な場合においては理解するには時間がかかる場合が多いです。そのことは引用先でも述べられてます。

やさしさとは何か?という定義によりますが、私はこのような場合においては「理解できなくても相手の価値観をなるべく尊重する」と定義したいと思います。

「人それぞれ」というのは確かに一見、他者を切り捨ててるようにみえますし自分の殻に閉じこもってるように見えますが、実際問題そうでないことも多いわけです。「人それぞれ」と切り捨てながらでもゆるいつながりや交流があれば、相互理解が深まることもありましょう。

結婚などにおいては、確かに「人ぞれぞれ」では通用しないことも多いと思います。相互理解もおそらく難しい場合も多いでしょう。そういう時はどちらかが妥協する必要があるのは事実でしょう。また相互理解といっても、理解はできるがその価値観は認められないというのも相互理解なわけです。その場合は上手くすみわけできればよいでしょうが、結婚などの共同生活においては無理な場合も多いでしょう。

「自分の価値観を曲げれて妥協できるか?」という1点しかないような気がします。価値観によってはどちらも正しいわけですから、折れれるほうが折れないと解決しないのは当然です。折れたら損だとか負けだとかいうのも事実かもしれませんが、そんなことを言っていたら何も解決しません。解決しなくても先に進めるものはいいでしょうが、解決できないと先に進めないものはどうしようもありません。

「人それぞれ」「お互い様」などの魔法の言葉が使えるのは、ある一定距離を保つことができる人間関係であって、親密な人間関係においては上手く使えないことも多いでしょう。

他者との相互理解は、もう一つの難点があります。それはお互いに理解し合おうという状況でない限り相互理解はありえないのです。自分自身の意識は自分自身でコントロールできましょうが、相手に理解を求めるのは無理な場合も多いわけです。

他者との理解を拒んだとしても、他者との理解を拒まれたとしても、うまくやっていく処世術が必要なのです。「人それぞれ」「お互い様」もそうですし、「負けるが勝ち」というようにこちら側が折れるのも一つの方法でしょう。

「人それぞれ」というのは魔法の言葉で、そう思えるだけで理不尽なことが許容できる人たちもいるわけです。相互理解できない状況でこちらが折れないといけない状況などの場合は特にそうでしょう。

「人それぞれ」「お互い様」というのは、理不尽な人間関係を乗り越えつつも円満にやっていくための魔法のことばです。ある意味、切り捨てるような使い方をしないと、人は理不尽なことに耐えれない構造になってるからかもしれません。

世の中、理不尽なことのほうが実は多い

いずれにせよ、「ビジネスの世界では、びっくりするほど理不尽なこともある」という高城さん。
仕事で、プライベートで、理不尽な上司とウマく付き合う方法 | web R25
人間、慣れてしまうと理不尽さを感じなくなる傾向にあります。だからといって理不尽が消えたわけでもありません。理不尽な人間関係というのは、世の中どこにでも普通に存在します。

「人それぞれ」「お互い様」が理不尽な言葉のように感じるのは、理不尽なことに対抗できるのは唯一理不尽なことだけだからです。

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