「産業用の麻」「医療用の大麻」というゲートウェイ

 同市によると、中村容疑者は平成29年10月まで3年間の任期付職員として採用され、「真庭市地域おこし協力隊員」として、産業用の大麻草を活用した商品の開発などに取り組んでいたという。
大麻所持容疑で岡山の市非常勤職員を逮捕…「産業用大麻」活用の商品開発担当者 近畿麻取 - 産経WEST


意図的に、「大麻」を「麻」という言葉でラッピングしている人たちの実態だと思うけどね。

批判されたら、「産業用の大麻」は、普通の大麻とこういうところが違いますという事実を言ってくれるけどさぁ、
あの人たちの、「産業用の大麻」へのこだわりって、普通じゃない気がするけどなぁ。
いろんな「正論」めいたものでラッピングしてるけど、なんか違和感があると思う。

産経新聞とかでは、「産業用の大麻草を活用した商品の開発」みたいな表現でかかれているので、麻じゃないでしょう。

麻といってもいろいろあって、リネン(亜麻)とかも麻

亜麻(あま)  Flax Linen  リネン
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苧麻(ちょま) Ramie  ラミー
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黄麻(こうま)  Jute ジュート
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洋麻(ようま) Kenaf  ケナフ
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大麻(たいま) Hemp ヘンプ
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マニラ麻  Abaca
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サイザル麻
http://www.asabo.jp/asa/asa.html


分類すると上記のような感じで、大麻も麻には違いないけど・・・

大麻は、xxxと同じとか、大麻だけは特別とか、都合の良い論理

ゲートウェイドラッグ - Wikipedia

ゲートウェイ理論はたしかに微妙なところがあるので、危険ドラッグ(旧称 脱法ドラッグ)なんかもその路線で世論に訴えるのを避けて違う路線でやったと僕は思います。だって、ゲートウェイ理論をあれこれ言われると、逆風が吹いてしまうから・・。

でも、ゲートウェイ理論の一部は有効なのを知ってるからこそ、「産業用の大麻」「医療用の大麻」とかいうことを前面にだして、世論を切り崩そうとしてるとおもうんですけどね。入り口やきっかけをつくると、心理的に許容されやすいっていう部分はあるんじゃないのかなぁ?

大麻を認めると、もっとハードなドラッグの蔓延を助長することになるから、
大麻自体は健康に影響が少ないにしても、合法化は認められないっていう理屈あるじゃん。
通称「ゲートウェイ理論」ってやつ。あれって納得できない。
違法薬物のゲートウェイ理論が納得できない


納得できないのは、「ゲートウェイ理論」ですよね?
この手の話をする人の多くが、大麻が違法であること自体に納得できないという感じですけどね。

酒だって煙草だって、コーヒやチョコレートだって、一度手を出したらエスカレートして
ハードドラックの方向へと走っていくんじゃないの?
違法薬物のゲートウェイ理論が納得できない


向かっていく人もいるよ。
酒は量がふえるか、度数が増えるとか・・。
タバコも、ニコチン量が多いものにとか、タバコの本数がとかで・・。
エスカレートする人は当然いる。

風邪薬を乱用してた人も、やっぱり使用量増えていってるみたいだけど・・。(これはドラッグストアで大量販売するのが行政指導で禁止されたけど・・)
睡眠薬も向精神薬も似たようなものだけどね。

ここで重要だと僕が思うのは、多くの人はそれでもそれほど問題なく、一部の人がかなり問題だという部分ではないかと思う

・酒と適度に付き合える人が多数いる中で、そうでない人もいる
・たばこも禁煙ができて辞めれる人もいれば、どうしても辞めれない人がいる
・薬を乱用する人も、めったに死なないし、多くは平気なように見える

多数が大丈夫っていう論理には限界があると思うので、不利になったらそういう論理を適用するのもよいかもね。

あと、現状違法なのに、あれこれ理由をつけて正当化する人だって、充分微妙だと思うんですね。最初は灰色のものを白くしていく程度だったのが、だんだん黒いものまで灰色にしていって、そして黒いものを白くしてしまうんですな。

ゲートウェイ理論とは違うけど、モラルハザードみたいなものは容易に起こり得ることは他の事例でも明らかなような気がする。モラルハザードを避ける方法の一つとして、初めから禁止しておくという手法も当然あるでしょう。

反対する(禁止する)根拠には、気を付けないといけないとおもう

一部が嘘だとわかると、一気に逆風が吹きかねないから。

嘘だったんだよといって煽っている連中が、本音の部分を隠して嘘ついていることに関しても結局は同じだと思うんですね。

根拠の点で嘘をつくのはダメ?
でも本音の部分を隠して、アレコレ言う人の話は信用するんですかね?

実は、擁護派がいっている論理の反証はいろいろあるよ

5.2 運転への影響  P22
大麻による急性効果が特に重要となることが予想される行動には、危険な機械の操作や
自動車の運転などがある。実験研究と事故被害者のカンナビノイドのレベルの研究(Smiley
et al., 1981; Stein et al., 1983; McBay, 1986; Soderstrom et al., 1988)から、大麻中毒の
状態で運転する人には自動車事故の危険が高まると結論付けるに十分な、確実で一貫した
証拠が挙げられる。


大麻: 健康上の観点と研究課題
世界保健機関(WHO) 精神保健・物質乱用防止局

世界保健機関(WHO)、1997 年
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/dl/kokusaikikan01.pdf

大麻がダメだと、我が子に説明するために… – ただの通りすがり

自分は平気、多くの人は平気だという根拠

まあ、それはそれで素晴らしい根拠だとおもうけど、でも

・禁止されていないものを、これから禁止する場合
・禁止されているものを、これから許可する場合

の2つには明確な違いがあって、同じ根拠が使えるとは思えないんですけどね。

酒やたばこはなぜ許容されてるか?という話は、いまさら禁止できないだけというオチなのでは?
アメリカの銃問題をみても、一度許可されているものを禁止するのは、難しいってことは明白なような。

でもって、アメリカの銃社会は怖いっていうイメージだけど、でも観光客として観光している分にはそれほど危険だとは思えないし、また実際に生活していてもそうでもないなと思えるかもしれないとおもうけどね。

個人的には不可能だとおもわれた「タバコ」も現状、規制に向かってる感じなので・・・。
これって、未成年にタバコを売らないことを徹底してたとかそういう政策?も功をそうしたと思う。入り口をなくせばというやつですよね。

・・・

アルコールだって重度な中毒者は統合失調症様の精神疾患になるじゃんね。
違法薬物のゲートウェイ理論が納得できない


たしか、そんな感じになるはずだよ。
でも、そうなる場合もありえるという事実があったとしても、その事実があるからといって、納得できないんですよね?

・ゲートウェイ理論には納得できない (おまけ)
・大麻が違法なのは納得できない (主)

この部分が重要で、どの立場でもそんなものなのでは?
おまけをいくら嘘だといってみたところで、なにかを変えるきっかけになりえても、決定打にはなかなかなり得ない気もする。

アルコール幻覚症
 飲酒中止後、時に飲酒中に、人の声(幻聴)が聞こえてくる。幻聴は、命令したり、避難したりすることが多く、不安や恐怖が生じる。言う通りに行動したり、遠くまで逃げることもある。普通は数週間以内に良くなるが、時には長引くことがある。
【森岡クリニック】アルコール依存症テキスト  第4章 アルコール依存症者の心理

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