アンパンマンの人気の理由は、「沈静効果」にある

  • 投稿 : 2014-12-05
  • 更新 : 2015-11-08

アンパンマンの人気の理由は、「沈静効果」にある

子供たちに、アンパンマンを見せておけば、とりあえず静かにしているという効果が高いのが人気の後押しをしていると思う。大人の都合と、子供の好みとが一致したという見方ができるかと思う。

そもそも、
大人の解釈と
子供の解釈とでは、
大きな違いがあることが多くて、大人には理解できない部分も多いと思う。

アンパンチで解決するのは暴力的だ?!

たとえば、アンパンマンが、アンパンチで解決するのは暴力的だという解釈もそうである。
子供たちは、面白がって、アンパンチを真似するかもしれないし、実際、真似する子供はいるわけである。

「アンパンマンは暴力的。 ばいきんまんを「アンパンチ」でやっつけて、 あんなのは暴力で解決しているだけ」

そんな風に言う人がいるらしい。

あたしはそこんところあんまり深く考えていなかったので、
そういう見方もあるな、と逆に気づかされた。
「アンパンマンは暴力的」にやなせたかしが反論 | 子供に付き合って観るアンパンマン苦行

子供は、暴力的なもの、グロいものとかが意外と好きだから・・・。

 こういった人々は、ばいきんまんが何故アンパンマンの攻撃を受けるのか、と いった事実を意図的に無視しているように思える。アンパンマンの舞台は、平和 の国「アンパンマン・ワールド」である。ばいきんまんは、この「アンパンマン ・ワールド」をバイキンの星にしようとバイキン星からやってきた異星人である 。アンパンマンは、ばいきんまんの侵略から「アンパンマン・ワールド」を守ろ うとしてしょくぱんまんやカレーパンマンたちと共にばいきんまんを撃退してい る。しかしばいきんまんは懲りずにアンパンマンに挑戦してやられ、そしてまた 挑戦する。

 ここで重要となるのが、ばいきんまんが「アンパンマン・ワールド」を侵略す る意図を持って先に攻めてきているのである。アンパンマンが先に攻撃をしかけ たことなどないし、アンパンマンが逆にバイキン星を侵略しようとする意図など は微塵もない。アンパンマンがばいきんまんをボコボコにするのには、大義名分 があるのだ。
SKの社会を語る

解釈で、無理やり正当化しようとする大人の悪い一面がこれだと思う。

ウチは2才児の弟が4才児の姉にアンパンチをした時、姉が「お手てにしてよ」と言ったのを聞いて感心しました。
遊びにもルールがある、と教える意味で有効だと思います。
「暴力で問題を解決できる」かどうかはシリア情勢とか核開発問題を見ても分かる通り、大人の社会でも答えが出せません。
アンパンチの問題をそのレベルで語るのは大人同士だけにして、子供にはアンパンチのルールを教えてあげるのが良いと思います。
社会には覚えるべきルールが沢山ありますから、その第一歩です。
2歳児の娘にアンパンチはどのように教育すればいいのでしょうか? - Yahoo!知恵袋

子供の教育は、この路線がイイのではないだろうか?と個人的には思う。

子供は、すこしエキセントリックでないと、楽しめない

別に顔じゃなくて、普通に袋にパン入れて持って歩いてたらいいんだから。
わざわざ顔食わすってことは、自分に酔っている以外の何物でもない。
アンパンマンを食うな!!

1970年に絵本で初めて描かれたアンパンマンは、おなかのすいている人の所まで空を飛ん行き、かごに入ったあんぱんを配るおじさんの物語です。
ですが今と決定的に違い「あんパンなんて時代遅れ」などと周りから差別されます。そして戦争で戦死してしまいます。
アンパンマンが、最初はアンパンを配っているただのおじさんだったって... - Yahoo!知恵袋

たぶん、最初は普通にアンパンを配っていたんだけど、
大人たちから、それじゃぁ普通すぎるといわれて、しぶしぶ、顔をちぎって渡すようになったという噂を聞きましたが(汗)

まあ、子供たちは普通すぎる話は、いくら大人がよい話だと思っても、楽しめないんですよ。

子供は、残酷な一面をもった話が好き

童話とか意外と、残酷なものが多いと思うけど・・・。

・さるかに合戦
・かちかち山
・赤ずきん

思い出せないけど・・・・。

アンパンも、ウサギも、意外とおいしくいただけます

猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。
月の兎 - Wikipedia

目の前で火の中に飛び込まれて、食べてくれって言われても困るというのは困るけど、
実際食べてみると、おいしいと思うんですな。

アンマンの顔も、気持ち悪いけど、食べてみればおいしいのかも。

アンパンマンを見せていおけば、教育にイイとかいうのも問題あるとおもうけどね

実際には、それを見た後の行動の変化をみて、その効果を評価するなり、または補正するなりするのが教育だと思うので、むやみに信じて、放置しているのはダメだと思う。

学校に行かせておけば、大丈夫とどの程度変わる話か?というだけです。

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