「下積みが大事」「下積みは無駄」という言葉が、若者を惑わしダメにする

「下積み=経験」を軽視しすぎるのもダメなのは明らかでしょう。いくら才能やセンスがあっても経験がないとうまくいかない場合が多いのを考えてみればよくわかると思う。

また、才能やセンスが一切ないのに下積みだけでなんとかなるなんてことも皆無です。

学校の勉強なんて無駄だとかそういうのに置き換えてみればよくわかるんですよ。たしかに無駄なこともあり、そうでないこともあるっていう単純な話だと思います。

大学なんて行っても無駄だというのがひと昔は一部で支持を集めてましたけど、まあ確かに大学なんて行っても無駄だというのは真実ではありましょう。

ただ、真実だからといって、その意味するところを無視するというか、考えないのはバカなんですよ。
で今は多くの人たちは、なぜか大学に行くようになりました。大学で大した勉強をするわけでもないのにね。なぜなんでしょうか?多くの人はバカで、大学に行ったら得だと思わされているのかもしれません。

やっぱり、一部の本当の意味で賢い人たちだけが、大学なんて無駄だということで時間を無駄にしないで、大学を行かないっていう選択をするのでしょう。(たぶん、そんなことはないと思うけど。)

「下積みが大事」といって、若者を安い労働力として使おうとする人たち

コピー取りをバカにしている人へ - INSIGHT NOW!プロフェッショナル

はっきり言って、お茶汲み・コピー取りは大した仕事じゃないですよ。だからこそ、過去には女性社員の仕事にされていたんですね。またその仕事に対して高い給料なんて払われません。つまり、高い給料を払えないものを重要な仕事だとは言えないでしょう。

ただ、この論法は部分否定を使って、下積み全体を否定しているんですね。

また、お茶汲み・コピー取りも立派な仕事だという論理は可能で、またそれぞれプロとしての最低限のレベルがあって、この程度はできないと認められないというのはあります。お茶汲みだって、まずいお茶を入れていたんではだめでしょう。

下積み自体は大した意味がないけど、下積みからチャンスを生かす人たちは結構います。そういう人は優秀なわけです。

「下積みが無駄」といって、若者に夢を与えて便利に使おうとする人たち

大手企業にいっても、無駄な下積みばかりやらされて、若いうちはちゃんと仕事させてもらえないですよみたいな論理で若者をあおって、ベンチャーに勧誘するみたいな手法をちょっと昔に使われたわけです。

で、そういうベンチャーに勧誘された若者は、どうなったでしょう?ってことですね。
ベンチャーでは、分業制なんてなく1から10まで自分でやらないとダメとかいうのがあった時に、分業制だとやらなくてもいい作業をどう考えるか?ですね。

それって、下積みじゃないの?って話。

なぜ下積みだと思わなくて済むかといえば
・大手企業で行われていることを知らない
・役に立つ作業だと下積みだと思えない
・下積みと抱き合わせで他の作業もあるから
という部分があるかと思います。

で、仮にベンチャーで下積みがなかったとしても、どこかで対価を払っているからそうしなくてもよいという部分があるかとは思います。それが、実は「下積み」と同じ役目を果たしているんですね。

簡単な例だと、リスクとか報酬とかですね。リスクが高いとか、報酬が安いとかそういうのと引き換えに、大手企業の若者が手に入れられない経験を手に入れてるだけで・・。

リスクをしょって安い給料で、代わりに経験をえるって、それって明らかに「下積み」でやれらてきた方式ですよね。

楽して何かを得られることは少ないし、苦労したからといって何かを得られるとは限らない

簡単にいえば、そういうこと。

ただ、楽して何かを得られる方法はあるかもしれないし、苦労したら、報われることもあるというのも事実。

つまり、なんとでも言えますよって話。

成功した人がいうから、正しい

これも、一概に言えないっていうのはあるので要注意。

プロの寿司職人が、下積みなんて無駄だよといえば信じられるか?といえばどうでしょうか?
その意味するところをよく考えないのは、バカだということだけははっきりしていると思います。

単に信じたいものを信じてるだけになっていたら、不幸になるかもしれないでしょう。

若者の特性

若いことは特に、経験や下積みに価値がないように思いがちだと思います。

だってそういうのは、時間がかかるものですぐに手に入らないからというのはあるとは思います。

若者の1年は、そうでない人の1年とか、時間間隔が違うと思います。
若者の1年は、そうでない人の3年とかそういう感覚だと思います。

IT業界だと時間間隔が、ほかの業界よりも早い感じもします。
1年ひと昔で、1年も何もしないと何かに取り残され、もう取り返しがつかないような錯覚を抱かせます。
でも実際はそんなことはないわけですが・・。

老害システムというのはあると思う

ただ、老害システムを批判しているからといって、若者の味方かどうかなんてわからない。

ひと昔には年功序列は老害で、成果報酬であるべきということで若者をあおって推し進めた結果が、今の理想的な日本になったわけです。

全体の人件費が下がって、結局多くの人たちの給料が結果として下がりましたとさ。
だって、年功序列を壊して実現したかったのは、人件費の削減であって、利益の適正な再分配じゃなかったんだから。

で、その状況をわかっていた優秀な人たちは、自分たちのメリットになるので、「老害」が若者を苦しめているっていう大義だけを声高に叫んでいたような。

でも、若者のためじゃなかったんだと思うよ。

まあ逃げ道はあって、お前は優秀な人材じゃないから、成果報酬という制度でデメリットを受けているだけだっていう大義ですね。これにはなかなか反論しにくいので・・・。

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