治る可能性の低い癌治療に思うこと

思想は、環境や道具に依存する話ではない

父も母も、PCをまともに扱う事ができない。
情報源を新聞とテレビのみに頼っている世代だ。
この世代は説得が通じない。
自身の見るテレビの情報が何より正しいと信じているからだ。
また薬はすべて、一方的に体に悪いものだと思い込んでいる。
その「反医療」的な価値観は、いつ、何がきっかけで、どこから来たのだろうか…。
消化しきれないモヤモヤだけが残ってしまった。
父が亡くなった 膵がんだった


インターネットで情報を手に入れれる人でも、似たようなところはあるかとおもうけどねぇ。だって、そういうのが好きな人は、道具がなんであっても、そういう情報を収集するんだから。

テレビだって、抗ガン治療を全否定している番組ばかりじゃないんだし・・・。
NHK(Eテレ?)とかも番組やってるけど、マトモな範囲だとおもうけどな。

あとその世代が「反医療」なわけではないと思う。少なくても僕の周りをみるかぎりはそう。

反医療と反対の立場でも、あやうい価値観はあるとは思う

「反医療」的な価値観もあるけど、逆に、その逆の価値観の人もかなり危なっかしい感じのこともあるとおもうんですな。

ただ確率論的に、後者の方がリスクが低いとか、後者を選択しておけば、結果が悪くなっても、それが最善だったのに違いないという思いがあるから、疑うことはしないから分からないんだと思う。

統計上?の選択ではそれが正しいけど、個別案件ではその選択は正しくないという基本的な考え方が、「反医療」をバッシングしたいだけの場合はない気がするんですね。

統計上?=おおざっぱな分類?=要するに素人判断?

統計上?の選択

この表現が妥当でないので、つっこまれる気がするけど・・。

癌 ->抗がん剤治療
膵がん ->抗がん剤治療
膵がん、70歳 ->抗がん剤治療

すこし条件が加わるだけで、選択が変わるはずだという話だけなんですけどね。

選択を間違えたのかは、分からない

癌が発覚したのは約半年前だった。70歳の誕生日を迎えたばかりのことだった。
発覚した時点ですでにステージ3だった。
そして本人の希望で間もなく手術をし、手術は無事成功した。
しかし、本人がその後の抗癌剤治療をすべて拒否してしまった。意外だった。
父が亡くなった 膵がんだった


抗ガン治療を受けていれば、どうなったか?という部分も重要な要素だと思う。
僕は専門家でないので分からないけど・・・。

70歳というのが高齢に属するものなのかさえもちょっとわからないんですな。
人によるけど、かなり体力面的な部分が不安なところもありそうな気がするけど。

このケースでは明らかに抗がん剤治療がよくて、患者の選択の余地もなく医者もそうすべきだという話なら、まあ引用主の批判は妥当な範囲な気はする。

当人の希望も重要な気がするんだけど

「宗教上の理由で、抗ガン治療をしません」となると、まあだれも反対しにくいとおもうけど、
これでも、西洋医療素晴らしいのに決まっている信者は、その行為を愚かとして、批判するんですな。

「先生は諦めているみたいやけど、俺は絶対、諦めへんからな!」
これが息子さんの口癖でした。
私たちは、麻薬と酸素と点滴を在宅で続けました。

在宅開始2カ月後、Eさんは、徐々に衰弱しました。
痩せこけて、自分で歩くこともできなくなりました。
1日中、ウトウト寝ています。

もうそろそろ外来抗がん剤治療を中止したほうがいい、と思いました。
しかしそんなことを言えば息子さんが烈火のごとく怒るので言えない。
病院の先生が中止を宣告してくれるだろう、と勝手に思っていました。



抗がん剤を自分の意思で途中で中止する人もいれば、
家族の意思で最期の最期まで続ける人もいます。
町医者をしていると実にいろんな患者さんを見ます

《1026》 最期の最期まで抗がん剤を続けた患者 - 町医者だから言いたい! - アピタル(医療・健康)


逆パターンの、抗がん剤治療を中止したほうがよいケースとうも、考え方としたは参考になりそうな気がする。

本人の意思と周りの思惑とはどちらを大事にすべきか?

僕なら、
その人に思い入れがあれば、本人の意思を尊重
思い入れもなく他人同然なら、周囲にいる人で後でうるさく騒ぎそうな人の思惑を尊重する。

まあ、うるさく騒ぐ人の思惑を優先するけど、それが常識の範囲に収まっている限りだけどね。

上記の引用でいうと、抗がん剤治療の中止をしたくないという思惑とかそういうの。
本人の意思を優先するか?それとも亡くなったあとに悲しむ人たちが悔いが残らないようにするかのちがいかなと思う。

なんか死ななきゃいいとか、延命できればいいとか、気持ちは分からなくはないけど、
ある意味残酷な気が個人的にはするんですね。

頑張っても無駄なのに、頑張れって無責任にいってるようで・・・。
1%の可能性がある限り、頑張るべきだとか、まあ美しい話ではあるけど、現実はそんなに美しくはないと思う。

患者には、選択する自由と権利がある?!

医者の助言通りにしておけばいいのにというのはもっともだけど、そういう簡単な話でもない気がします。
また、医者といっても、怪しげな人も一定数いるのは事実ですし・・。そういう治療を行っている医者もいるんだから。

特に、医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で(英: informed)、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意する(英: consent)ことである(単なる「同意」だけでなく、説明を受けた上で治療を拒否することもインフォームド・コンセントに含まれる)。
インフォームド・コンセント - Wikipedia


医者がこれがお勧めといわれても、患者側は拒否することも認められるというか、認めようというのが今時なのではとは思う。

患者が拒否した場合に、罵倒とかしたら、パワハラだとは思う。

抗がん剤は効かないの罪


P27ですが、医者側の話ですが、
逆に、患者・家族としての立場で、医者がそうするように求めることは普通だということを知っておいたほうがよいかと思う。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスは公開されません。
また、コメント欄には、必ず日本語を含めてください(スパム対策)。