早野龍五氏について

原発?界隈では有名なのかもしれないけど、実は最近まで知りませんでした。

ちょっといろいろ見てみました。
素人でも検証は無理でも、なにかを見て判断するきっかけはくれてる気はします。

・低線量被曝
・内部被ばく

福島原発?界隈の問題は、リスクを高く?低く?評価するかどうかは、上記の考え方に左右していると思います。

早野龍五教授が「餅は餅屋」から放射能リスコミ・被曝賠償問題ロビー活動を行うまで - Togetterまとめ

2012年10月29日に作成された、たぶん批判的な立場?からまとめられたものだと思います。

難しいところだけど、この部分は微妙かなぁと思う。
「被ばく量が少ないから福島県は大丈夫だと報道」とかに使われる?利用される?のはわかってたはず。

でもって、答えられるのなら、たぶんこの界隈に関わることをしないんじゃないかなぁとは思う。

いろいろ見てみた

まあ、土壌汚染と内部被ばくの比例関係を認めるのが普通だと思うけど、データがそれを示してないというのなら・・・。

ええ、そうなんです(笑)。
ぼくは物理の研究者のなかでも、
紙と鉛筆で考える理論物理ではなくて、
作業着を着て、ときにはヘルメットをかぶって、
現場で作業するタイプの研究者なので、
データを見てグラフにしたり
ノートに書きとめたりっていうことが
普段から、体に染みこんでるわけです。
データを見ると、グラフにせざるを得ない、というか。
早野龍五さんが照らしてくれた地図。 - ほぼ日刊イトイ新聞


そういうことじゃないかと思うんです。
あと、今年の1月から給食のお米を
福島のお米に切り替えることになったんですが、
保護者の方々から、不安だという声が出たんですね。
でも、1月以降のデータを見ると、
以前と変わらず数値は検出されてないんですよ。
もちろん、人の心の問題ですから
データで不安が完全に払拭されるとは
思いませんが、それにしても、
数値としてはまったく問題ないということが
不安を感じてらっしゃっる
保護者の方にきちんと伝わっているのかなと。
早野龍五さんが照らしてくれた地図。 - ほぼ日刊イトイ新聞


立ち位置

たぶん、大丈夫でも、雨には濡れないほうが良いよというのが、僕的には科学的?に正しそうに思うんだけどね。チェリノブイリの時は、NHKのニュースでもそんなこと言ってた気が・・。

原発については、まったくの素人です。決して専門ではありません。でも、学生だって5年やれば博士論文を書けますよね。自分もその都度、研究者として学んだことを積み重ね、ひとかどの論文を発表できるまでになりました。
ツイッターで常に常に意識してきたのは、「根拠はなにか」「原典はどこにあるか」を明示することです。この原則は6年間、貫けたと自負しています。あまり感情的にならず、相手に反批判で応じることも慎みました。
福島の放射線の量を正しく理解してほしい - 早野龍五|WEBRONZA - 朝日新聞社


ただ、この人の場合は、こういう思想があるし、実際上記のTogetterまとめを見る限りでは、嘘でないような雰囲気に僕には受け止められた。
ただし、善意でも人道的な立場でも、何らかの意図がある場合は、微妙かなぁとも思う。でもって、意外と危険だとは思う。だって、明らかに「ダメ」という部分が素人からは見えないわけだから。

>「根拠はなにか」「原典はどこにあるか」を明示

この部分だけど、たんにそうであるだけでなくて、最終判断は読み手にゆだねますよみたいなところは見受けられると思う。

読み手側も、どの立場での発言か?に気を付けるべきなのかも

科学者が政治的な活動・発言をしても問題ないかも・・、それは、科学者が人道的な立場で何かをしても問題ないとされるのと同じでは?と思う。ただ、科学が民主主義を支えてるとか、科学が差別をなくしてるとか、そんな発想は危険というか、科学という分野を超えてるよねと思う。

だったら、どうしたらよいのか?といえば、読み手側・受け取り手側が対応するしかないと思う。

科学者がいま、福島の若い世代に伝えたいこと 「福島に生まれたことを後悔する必要はどこにもない」

今日この記事 http://bzfd.it/2jkl8zc がホッテントリに入っていたが、正直言って早野龍五氏の科学者としての良心を疑わざるを得ない内容であった。
ところがブコメを見ると一部を除いて賞賛で溢れかえっている。未だに日本の科学リテラシーが低いことを痛感した。
ということで、彼の主張の何が科学的方法論としておかしいのか、挙げてみたい。



何がおかしいか
・CsとSrを同列に扱うべきではない
・科学には絶対はなく、統計論に従った確率を議論せよ
・市民を安心させるのは科学者ではなく政治家の役割である


私は全く専門外なので知らないが、おそらく疫学調査などではサンプルが少なすぎる、あるいは理論誤差が大きすぎるため、このような統計処理がうまくできないのではないだろうか。
また、「3σすなわち99.7%で安全です!」と言われても多くの人はむしろ恐怖を覚えるだろう。誰も1000人のうちの3人にはなりたくない。

(本当は3σで安全だからといって3人必ず病気になるわけではない。ただ科学的には「わからない」というだけである。誤解なきよう)
最後の点に関しては100%早野氏に原因があるわけではなく、日本人のリテラシーの低さも問題ではあるが。

しかしだからといってこれは全く言い訳にならない。仮にも原子核物理学者を名乗っているならば、物理学者としての作法を通すべきである。
早野龍五のやっていることは決して科学的手続きではない


ところでid:njamotaさんが挙げてくださった論文 https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/89/4/89_PJA8904B-01/_pdf もせっかくだからとさっと見てみたが、どうやらこれはあくまでも生データをそのまま載せた論文であるようで、そこから先の議論はなかった。正直これで論文になるのかというのは私も少し驚いた(おそらく、やはり前回の予想通り、疫学調査では統計を議論できるほど数がないからであろう。別に分野が違うから驚いただけで、ケチをつける意図はない)が、それ以前にそもそもSrに関してはmentionすらされていない。アンダーコントロールな汚染水を垂れ流している以上、チェルノブイリ基準では問題ない、という結論で良いのかどうかはわからない。

(ただやっぱりFig.3, 5, 7にエラーバーがないのは絶対におかしいと思う。早野さんだって東大理物の学生実験でこんなグラフ見せられたら突き返すと思うよ…)


このレベルの調査で絶対安全という結論を導き出すのは、私には不可能である。ググったところこの論文が聖典のように扱われているが、正直一体何がどうなっているんだ…という感じが拭えない。(しつこいが危ないと言っているわけではない。ただわからないと言っているだけである。)もっとも私は疫学など露とも知らないので、まあこれがどこまで確からしいかconcludeすることはできないのだが、少なくともある種の統計分布を仮定して有意性を出す、という(少なくとも私にとっての)conventionalな科学の枠内では捉えられなかった。有識者の意見を聞きたい。
早野龍五のアウトリーチとやらはどちらかと言うとニセ科学である


・・・

福島でなくて中国で起こっていたら、同じような評価をできるかどうかは知りませんけどね。

正しいことを伝えて、経済が破たんしようと、暴動が起ころうと、仕方がないと思う

デマで、経済が破たんしたり、暴動が起こったらダメなことだけど、
正しいことで、同じことが起こり得る可能性があればどうする?とことはどう考えるか?ですね。
正しいことを伝えるとしても、表現方法に工夫するとかそういうキレイなことはいえるけど・・・。

正しいことを伝えて、判断をゆだねるみたいなのは、理想論で無理ではないか?というのもあるけどね。

福島の件

状況がよくわからないけど、「福島では内部被ばくが非常に少ない」というのがあるとしたら、日本人の科学的リテラシーの高さゆえなのかもと逆に考えることもできると思う。偶然そうなったとはちょっと思えないし、政府の対応が良かったからとかもちょっと思えないので、ここの努力なんじゃないかなぁと思うわけ。

放射能・放射線の危険性って、原発推進してたとはいえ、原爆という過去の事例があり、どの世代でもそれなりの知識を持っていたと思うからですね。
「よくわからないけど、危険だ」と思うのは、リテラシーの高さだと思う。

でもって、よくわからない=無知でなくて、言語化できないだけで知識があるから、邪魔に感じたりするんじゃないかなぁと思う。

Togetterまとめ

僕が読んだのは以下のまとめだったみたい。

早野龍五の動きは事故後すぐから詳しく追われているね
一貫して事故被害の矮小化工作に動いているよ
・2011年3月22日に春雨じゃ濡れてまいろう
・鈴木寛と画策して避難を抑制
・給食まるごと検査で各食材の汚染を隠す
・訴訟は不毛といって賠償抑制工作
・100mSv閾値論の拡散
・初期被曝やセシウム以外の汚染の隠蔽
・論文には一切書いていない健康影響論を広報
・根拠なき甲状腺がん過剰診断論で検査妨害
・めでたく放射性影響研究所に就職
https://togetter.com/li/398228
早野龍五の動きは事故後すぐから詳しく追われているね 一貫して事故被害の..


・・・

早野教授は「子供には1Bqでも内部被曝させたくない、というのは心情的には理解できます。しかし、だからといってセシウムを全く取り込まずに生活するというのも無理な話。大事なのは、長期的な内部被曝量の積算です。現在、多くの自治体が導入している簡易検査機は検出限界値が高く、精度も低い。例えば、検出限界値が30Bq/kgの場合、それ以上の数値が1回検出されるより、29Bq/kgを知らずに毎日摂取するといったケースのほうが深刻です」

そこで、早野教授は「1食分の給食を丸ごとミキサーにかけて、1週間(5日分)ごとにまとめ、ゲルマニウム検出器で精密測定する」という方法を提案している。

この方式を取り入れているのが神奈川県横須賀市。検出限界値は0.5~0.7Bq/kgと、非常に低い数値まで測定できる。海老名市も同様の方法を導入した。

「横須賀市のように検査機関に外注すれば、自前でやるよりも正確に、しかも1週間分の測定が1万5000円程度でできます。負担が少なくてすむので、自治体としても導入しやすいでしょう。事後ではありますが、子供たちが実際に摂取してきたセシウムの積算量がわかりますし、高い数値が出た場合に原因を追究して対策をとることができる。汚染度の高い食材のサンプリング検査に加えて、この『給食丸ごとミキサー検査』を行うのがいちばん効率的です」
東大・早野龍五教授が考える「学校給食による内部被曝」 | 日刊SPA!


◆風評被害は測定結果を公表してこそ抑えられる

東大・早野龍五教授は「福島県をはじめ空間線量の高い地域ほど、給食による内部被曝量を厳密に測定しなければならない」と主張する。

福島市が川口市と同じベラルーシ製測定器を導入、11月1日から測定を始めたものの、首都圏に比べて福島県内自治体の動きは鈍い。例えば福島県伊達市は、「国や県の適切な管理のもとに流通している食材を給食に使用しています」と、独自検査については慎重だ。市長も「風評被害に苦しむ生産者に対する思いも共有していかなければならない」と語っている。

これに対して「まったく逆」と早野教授は語る。「測定した結果を公表することによってこそ、風評被害も抑えられる。そのことで住民の信頼を得られ、有効な内部被曝対策にも繋がるのです」
学校給食を放射能測定する自治体リスト | 日刊SPA!


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