「童貞を捨てる」という通過儀式

  • 投稿 : 2014-11-17

価値観の強制

童貞を捨てても何も変わらない、たいしたことないという言説が主流を占めているが、俺に関しては当てはまらなかった。
童貞を捨ててから変わった唯1つのこと

「童貞を捨てる」という通過儀式というか
社会が、そういう思想を半強制しているのではないかなぁ?と前から思っているんですね。

ちょっと昔は、「汗水たらして労働する素晴らしさ」というのを強制された気がするのですが、
今時は、お金があって生活に困らないのなら、働かないという選択肢もありなんじゃないの?ぐらいには変わってきてると思います。

「童貞を捨てる」というのが、なぜそういう風に変化していかないのか?ってことなんですね。

価値観は強制していないという論理も成り立つんだけど
そういう風に思い込まされているだけという疑惑はぼくの中にはあるわけです。

通過儀式

 2007年現在の日本において、通過儀礼に求められがちな
1.男性全員が殆ど避けることが出来ずに通らなければならず、
2.勇気だけでなく諸々の素養を試され、
3.経験が即座に大人感覚を与えてくれる
 という条件を揃えている体験というのは、せいぜい「女の子」ぐらいしかないんじゃないだろうか。


 童貞を馬鹿にする風潮・女性経験を仲間に自慢する高校生・「三十にもなって男女交際を経験したことが無いなんて終わっている」といった恋愛至上主義的な社会現象が蔓延する背景の一つとして、女性経験や男女交際がある種の通過儀礼として、世間のあいだで暗黙のうちに認知されている、という面があるんじゃないかと私は疑う
現代の通過儀礼としての「女性経験・男女交際」 - シロクマの屑籠

1.大人として認められる年齢でしょうかね。一般的には、20代半ばまでには、遅くとも30までに、というところでしょうか。
2.上記の理由により、です。
3.社会として通過儀礼的に受け止められているなら、「大人への通り道」ってことですかね。
4.(私は男ですが、経験論として)多数派の女性は20代後半辺りからその辺りを見る目が厳しくなりますね。なにしろ今のご時勢「やろうと思えばいつでもやれる時代」です。簡単にやれるのにやっていないってことは、ロリコンとか、そういう嗜好があるんじゃないかって痛くもない腹を探られる可能性があります。

童貞に対するネガティブな評価は、「チャレンジしない人たち」だからではないでしょうか。
童貞=問題がある? 【OKWave】

男子中高生がなぜ童貞であることをあんなにも恥じるのか、それはセックスが大人になるための通過儀礼(だと彼らは信じている)からだ。そして意識高い大学生wが、なぜあんなに必死でOB訪問をするのか。それは就職が現代のイニシエーションだからに他ならない。私たちは「大人になる方法」を模索する生き物で、一人ひとりそれぞれに「いまから、おとな」の瞬間がある。
人は、いつから「大人」になるのか/いつまでも子供な人たちと日本の「就職」 - デマこい!

結婚して一人前とか
結婚するのが当たり前とかは、
セクハラだとか、差別的だとか批判されるのに、

「童貞を捨てる」という通過儀式に関しては、そうならない感じが・・・。

就職するという通過儀式

現代日本では「就職」が通過儀礼(イニシエーション)の役割を果たしている。
本人に「大人としての自我」があろうがなかろうが、就職をすれば社会的には「大人」として扱われる。笑ってしまったのは、某大手製造業に就職した友人の話だ。入社式の直後、実家に「息子さんをお預かりしました」という手紙が届いたそうだ。23歳にもなれば何をしようと本人の責任で、親は無関係だ。けれど親たちは手紙を受け取り、ホッと胸をなで下ろす。うちの息子もようやく一人前になったのね――。
就職をイニシエーションとする弊害は大きい。
人は、いつから「大人」になるのか/いつまでも子供な人たちと日本の「就職」 - デマこい!

新卒で就職できない場合も、世の中の風当たりは強い気はするが・・・。

通過儀式だと思われるのは、
とりあえず、ブラック企業でもなんでも就職できないよりはマシみたいな価値観がそうだとは思う。

通過儀式というのは、通過することの意味にかなりの比重があって
それ以外は、軽視されがちな傾向にあるかとは思う。

童貞の捨て方は、あれこれいわれない?!

こういう捨て方は、不幸になるとかそういうのはいわれない感じ。

通過儀式という要素が強すぎて
変な自信を深めたり、変な思想に染まったりする傾向もありそうなきがするんだけど
そういうのも、一種の通過儀式にありがちな話になりさがってるような・・・。

童貞臭

ごめんね。

それはともかく、
童貞を積極的に捨てなくても、
年齢がそれなりになっても、
アレコレいわれない論理はどこかにないのかなぁというのはある。


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