中年の自分探しについて

第二の思春期

 精神科医の町澤静夫(夕刊フジ99年3.29)は、「中年クライシス」という言葉を使って説明しています。自由な青年から中年の大人になろうとしている時期に、どのような大人(中年)になったらよいかに迷い、精神的に不安定になっていたのではないかということです。
自殺と自殺予防の心理学2(沖田浩之さんらの自殺から考える)(心理学総合案内こころの散歩道)

 「四十にして惑わず」なんて言葉がありますが、この時期は、社会の中の安定した自分の居場所を見つける時期です。ただ、安定とは、言葉を変えると「停滞」にもなります。

不安定だったが夢と可能性にあふれていた若い時期は過ぎ、自分の将来が見えてしまいます。うっかりすると、希望のない中年になってしまうわけです。発達心理学3、恋愛心理学、結婚心理、中年、高齢者の心理、死の準備(心理学総合案内こころの散歩道) 

意外とこの時期というのは、精神的に安定してそうで、不安定になりがちなので、「自分探し」を再度したくなる場合があるんですね。別に、不思議なことでも何でもないと思います。


プランド・ハプスタンス(計画された偶発性)

小説『赤毛のアン』のクライマックスに、「曲がり角」という章があるのを思い出します。エリートコースが約束されていた優等生のアンは、養父マシュウの突然の死とともに、大学をあきらめて就職を余儀なくされます。そのときアンは、まっすぐに見えてみた自分の道が「曲がり角」に差し掛かったと表現し、その先に広がっているであろう未知の世界を希望とともに受け止めます。このアンの感じ方にこそ、プランド・ハプスタンスを生かす知恵が満ちています。
2/2 「自分探し」で迷子になったオトナへの処方箋 [ストレス] All About

その計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。
1.好奇心[Curiosity]
2.持続性[Persistence]
3.柔軟性[Flexibility]
4.楽観性[Optimism]
5.冒険心[Risk Taking]
計画的偶発性理論 - Wikipedia

「自分探し」は、「考え方探し」の場合が多いので、こういう考え方もありますよってことで・・・。


日本的にいうと「人間万事塞翁が馬」でしょうか。

人生の曲がり角にさしかかって、思い悩んで、いろんな事を調べてみたら出会った「プランド・ハプンスタンス理論」。
それにいろいろ自分のことを当てはめて考えてみたら、悩んでいる事がアホ臭くなってしまいました。興味を持って燃えられた仕事を一つ持っている。これから先も何が起きるか分からないけれど、これを軸に、その未知の世界を希望として受け止めればいいじゃないかと。一つあってよかったなあと思えるようになりました。幸いな事に大きな失敗も致命的な事故にも会わずに来れた。
第70回 人間万事塞翁が馬(プランド・ハプンスタンス理論) | クリエイターズステーション

リフレッシュ休暇で、自分探しの旅に

実際に、そういう人もいましたが・・・。


明確な目標なんて、実はなくても問題ない

そもそも人生やキャリアは自分の計画どおりには進まないもの

クランボルツ氏がこのような理論を提唱する背景には、キャリア(人生も)が、あらかじめ計画したとおりや期待したとおりには決してならないという現実があります。大リーガーのイチロー選手や松井秀喜選手のように、小さいころからの夢や目標が実現する人は、ほんの一握りです。実際、クランボルツ氏の行った米国の一般社会人対象の調査によれば、18歳のときに考えていた職業に就いている人は、全体の約2%にすぎなかったのです。

そのため、クランボルツ氏は、「将来の職業(仕事・職種)を決める」ことを勧めません。正確にいえば、当面のなりたい職業を持っていてもいいのですが、それに固執すべきではないと主張しています。なぜなら、ある職業を目指すということは、いい換えるとほかの職業の選択肢を捨てていることになるからです。もし特定の職業にこだわりすぎると、その職業になかなか就けなかったり、実際にその職業に就いてみたものの、自分には向いてないことが分かったとき、途方に暮れてしまうことになります。

ですから、例えば、本当は自分がやりたいと思っていた仕事ではないけれど、上司などから「この仕事をやってみないか」といわれたら、無碍(むげ)に断るのではなく、「自分の新たな可能性を試すチャンスだ」と考えて、積極的に引き受けてみるのです。その結果、思いもよらなかった仕事が、実は自分にとって「天職」と感じられるほど大好きな仕事だと分かるかもしれないのです。
エンジニアも知っておきたいキャリア理論入門(7):クランボルツ理論の「計画された偶然」 (1/2) - @IT

サラリーマンの場合は、明確すぎる目標をもつと、逆に不幸になりがちのような気がします。

オジサン、オバザンが若者に思うこと

これを読んでいる、学生の君たち。
君たちが過ごしている日々は、決して取り返しはつかない。
だから、一瞬一瞬を大切にしろ。
噛みしめるように、日々を生きろ。
”自分探しの旅”に出たい

こういうことを言う人が結構多いわけですが、
無意味に無駄に過ごしても、問題ないというか、
「計画された偶然」理論によれば、そっちのほうが良い場合もあるとは思うよ。

だから、逆に、青春時代????を無駄に過ごしたことを、振り返って、悔いることはないと思う。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスは公開されません。
また、コメント欄には、必ず日本語を含めてください(スパム対策)。