走り続けないと死ぬかもしれないという仕事のやり方は、やめたほうがよい

  • 投稿 : 2014-03-20
  • 更新 : 2014-06-30
例えば、「あの人は仕事ができる・できない」という職場での「印象」が、最初の3年で完全に固定化される、というようなことは実際にありえそうな話だと思う。一度「仕事ができる」と思われた人のところには、チャレンジングな仕事が集中し、それをこなすことでその人はさらに「仕事ができる」キャラを確立していく。一方で、「仕事ができない」と思われた人のところには、それほど重要でない仕事が集まるようになるので、なかなか「仕事ができる」キャラに変貌するチャンスは与えられない。ミスをすれば「仕事ができない」キャラは一層深まり、一方できちんと仕事をこなしても、重要度が高い仕事でもないので評価は別に高まらない。

こうして「最初の3年」で固定化したキャラは、その職場を離れるまではずっと維持される 。転職や独立があたりまえでない職場の場合、それはまるで「仕事人生が決まった」ように見えるだろう。この話が「最初の3年で仕事人生の大半が決まる説」を一部で支える根拠になっているとしたら、それはなかなか残酷だと思う。
「最初の3年で仕事人生の大半が決まる」ような働き方はやめておけ - 脱社畜ブログ
脱社畜ブログは個人的にはあまり好きではないけど、<「最初の3年で仕事人生の大半が決まる」ような働き方はやめておけ>というフレーズは好き(汗)。

ソフトウエアエンジニアの一部とかでも、仕事以外の勉強や情報収集などに励んでいる人たちがいるんだけど、そういう人をみると、走り続けないと時代に取り残されてしまうという強迫観念みたいなものにとらわれてる気がしなくはないんですね。特に、若い人たちは・・・。

ずーっと走り続けている年配の人が、仕事以外の勉強が大事だというと、納得できるですね。だって、自分の理想に近いから。でも、時代に取り残された感がある年配の人が、そこまでしなくても大丈夫だよといっても、その真意をわからないわけです。

「最初の3年で仕事人生の大半が決まる説」を主張する人は成功しつつある人、成功した人が圧倒的に多く、その主張はちょっとおかしいという人は、挫折したことがある人が多いという差があるかと思います。で、若い人は挫折した人を、負け犬程度にしか感じられないんでしょう。その後成功しても、その挫折は無駄なミスだったと若者は考えがちだと思う。


走り続けないと死ぬかもしれないという仕事のやり方は、やめたほうがよい

長距離マラソンなのに、短距離走みたいに走ってしまったら、死ぬよ。

「最初の3年」でダッシュして、その後はペースを落とせばよいだろうとかいうのは、たぶん普通はできないです。まず、ペースを落とす勇気がでない。

で、周りをみると、そんなに必死に走っていないのに同じ位置にいる少数の人たちがいる。

目標を達成できなかったときに、絶望してあきらめる

「最初の3年」で危険なのは、本当はちょっとした差なんだけど、もうそれは決定的だと思って、あきらめてしまう傾向にあるということです。

周りがリーダークラスになっていて、自分は担当者にすぎないとかそういうの。いくら頑張っても、与えられる仕事は雑用ばかり・・・。


頑張りすぎると、ホントウに死にかけることもあるよ

時間外労働が80時間以上が3か月続いたら用心したほうが良い


燃え尽き症候群

要は、頑張りすぎると、燃え尽きやすいという危険があるということだと思う。

 ケースワーカーの仕事をして10年が経ちます。問題を抱えて困っているご家庭を訪問し、生活の相談にのる、大変やりがいのある仕事です。精神的にはハードですが、子どもの頃、私の実家もいろいろ大変だったので、家庭の悩みをもつご家族にすごく共感でき、この仕事は天職だと思っていました。だから、自主的な勉強会に参加したり、有料の講習で心理学を学んだり、いろいろ努力しました。
燃え尽き症候群になった私:こころの病 克服体験記|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(うつ病・自殺対策を含む)|厚生労働省

多くの「最初の3年で仕事人生の大半が決まる」を信じる人は、大丈夫?!

口先だけで、ホントウに頑張らないから。
頑張っているアピールが上手く、その実、頑張らないことで成果を上げている人が多いから。

真面目で、ホントウに信じた人だけが、不幸になるというパターン。

これで、競争相手を陥れられますから、どんどん、「最初の3年で仕事人生の大半が決まる」をあおりましょう。
うまくいかなくて、あきらめてくれれば、それでも競争相手は減る。そして、競争相手が減るほど、なぜか名言になり、真実味を帯びてくる。

・才能に恵まれたから
・環境に恵まれたから
・人脈に恵まれたから

と頑張る、努力するとは、同じ土俵で評価すべきものじゃないのかも。

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