スケープゴート(責任転嫁)を使う上司に当たったら、気を付けよう

  • 投稿 : 2013-04-14
  • 更新 : 2014-07-01

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特定の後輩に対してだけやたらと怒鳴る上司がいる
意味もなく怒鳴るわけではないけど、その後輩が失敗したときにだけ異様に怒る

仕事してるその後輩ひとり残して全員引き連れて昼食行ったり帰ったり、聞いた話だと、その後輩を誘わずに後輩以外全員で慰安旅行的なこともしてるらしい

後輩の方は、ネットで言うところのコミュ障とかアスペっぽいタイプで何考えてるのか分からない
たまに無自覚っぽい感じで失礼なこと言うこともあるけど、ビジネスマナー的なところは人並みだと思う
ただ、雑用はもくもくと積極的に片付けてくれるけど、本筋の仕事の出来は四年目でそのレベルかー・・・って感じ。

そう言う診断書って大体休養を進める内容になってて、そうなったら基本的には有給消化してしばらく休んでもらう感じの流れになる。
ただこの後輩が持ってきた診断書には「鬱病で投薬中です」っていう以外の内容が一切ない。
産業医の面談でも休むつもりはない・頑張ると話してたそうで、どうしたもんかなーと思っていたら今日さらにひと悶着あったらしい
https://anond.hatelabo.jp/20130413043154

後輩(弱者)の属性はあまり関係ない

後輩の属性には、本当はあまり意味がないんですね。このようなパワハラ?の現状をおかしいと思いながらも、何もできないことに対する正当化みたいなものが働いてるだけだと思います。イジメの場合と同じです。弱者にも問題があろうとした方が、第3者的な心理的負担が減るんですね。

問題は単純で、上司が無意識でも「スケープゴート(責任転嫁)」を使用した管理方式を使用しているということです、それをやめさせないとダメなわけですが・・・。だから、後輩が会社を辞めても、違う人が犠牲者?になるだけでしょう。

このようなケースでは、健康がある程度守られる限りは、会社を休んだりしては損するので、この後輩のようにただ会社にでて仕事をせざるを得ないわけです。理不尽にひたすら耐えるしかないわけです。反論なんかはしたら、10倍になって返ってくることは想像にたやすいでしょう。

現状、「スケープゴート」にあってる人は、逃げることも出来ないので耐えるしかないわけです。でもって、その周りの人たちも、自身が「スケープゴート」にされないように自分自身を守る方向を選ぶのが、ベターなわけですな。

裏技的管理手法だと勘違いしている人たちもいる

「スケープゴートを使う」管理手法というのは昔からあり、実際にそのような手法を教えられた人たちも意外と多いんですね。今は不明ですが、昔はそうでした。公にはできない裏技的手法として教えられたわけです。

こんな手法は、ダメな管理者の典型だと思うんだけど、ダメな管理者だからこそ使わざるを得ない手法であったりするわけです。自身が優秀だと思うのなら、このような手法を使うのは、格好が悪いのでやめたほうが良いでしょう。優秀な上司でこの手の手法を使う人は、人間性が極端にダメだろうと思います。

実際には、こんなに明白にわかるようなケースはマレで、もっと巧妙化されてるので、該当者以外にはわかりづらくなってるかと思います。このケースでさえも、「コミュ障とかアスペっぽい」のがわるいとか、無反応なのが悪いとか、そういう誤解をしている人たちが結構いるかと思います。

この手のテクニックは、立場の弱い、それでいて打たれ強そうな人(文句を言わない人?)を選ぶので、そういう誤解をしがちです。

4年目でも、評価されず、新卒と同程度の給料(報酬)しかもらってなくても、都合の良い時だけ4年目なんです(^^)。



他のケース

会社と争う人が増えている。しかし、第三者はうっかりその間に入ってはいけない。汚れ役を嫌う会社の上層部に利用され、ヘタをすると「返り血」を浴びることがあるからだ。

今回は、出世の遅れに悩んでいた中堅プロパー社員が、上司の命令により、会社と対立する問題社員の排除役を担わされ、結局最後は本人が知らないまま、“スケープゴート”にされていく様子を紹介する
知らないうちに「スケープゴート」に・・・。“出世欲”を見透かされ、会社に利用されただけの悲しきプロパー社員 ――会社から「問題社員の排除役」を担わされた内田氏のケース|第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由|ダイヤモンド・オンライン
「職場カプセル」型上司は、職場と自分が一体化し、職場があたかも自分の手足のように自分の一部とみなしている上司のことです。「人」の集団とは見ていませんから、その職場にいる人たちは疎外されます。その上、その上司の顔は外を向いていますから、外に対してはいい顔をしようとします。

たとえば、次のような行動が見られたら、その上司は「職場カプセル」タイプです。
・手足である部下に自らは指導しない。
・指導しないくせに、うまくいかなければ「私はこんなに困っている」と“他部署に”話す
・経営情報やその他伝えるべき情報など、他部署の人に話しても自部署には話さない
・部下が困っていても、他部署が不利になると思えばすべてが却下される
・職場の中で意見を持つ人間は差別して遠ざける(会議に呼ばないなど)
http://www.jiritusien.com/nakaosodansitu/tv/pawahara07.htm
「政治」といえば、カッコいいですが・・・・。

職場の人間関係のトラブルって、弱者側の属性を洗いだしても、現状を追認する方向でしかありえないのと、そのようなことをする人たちは、問題解決とかには向いてないでしょう。

弱い人間の得する生き方
ブラック企業より質の悪いホワイト企業に就職したほうが良い理由


どのようなケースでも当事者になった場合、いかに周りに助けを求めるのが不可能なのかわかるかと思います。
はじめから、悪意があるんですから、よけいです。


多くのケース

より力(パワー)の持った人が介入しない限り、通常は解決できない。

産業医でも、職場の力関係から、力ある人に問題解決を働きかける場合は、結構問題が解決される。
当事者同士に問題解決をゆだねない。通常は、人事部とか上司のその上長とかに働きかけるでしょう。

この方式が有効なのは、社内にそれも権力を持った人に、マトモな人がいる時だけです。会社全体がダメな場合は、無理でしょう。

産業医でなくても、職場のXXXとかいう場合でも、基本は同じだと思います。

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