目に見えない、恵まれている者と恵まれていない者の違い

  • 投稿 : 2011-08-17
  • 更新 : 2014-11-16

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両親高卒。だけど兄弟で東大出た。貧乏だったから私立校なんて受験さえしてないし塾も行ってない。
ここ数日のはてなは教育環境やら貧困の循環やらルサンチマンやらに関してホットなご様子。
その理論で行くと俺って極めて例外的だけど、実際どうなんだろうね。
周り見てると貧乏人がそんな少ないとも思わないけどな。
https://anond.hatelabo.jp/20110817142455
金持ちでも貧乏人でも、東大いける人間はそんなにいないのでその時点で例外的

一つの事例より、統計のほうがましだと思うのでこの記事を紹介しておく。
Business Media 誠:教育格差は存在するのか 親の所得と子どもの進学の関係
この記事では、関西社会経済研究所が「親の資産による教育格差が存在している」としています。

ここで考えてほしいのは、恵まれているものはその恵まれたていることに気づきにくいということです。たとえば、努力したから東大に行けたのか?ということです。もちろん本人は努力したからだと主張するでしょうが、同じ努力をすれば誰でも東大に行けるのでしょうか?条件が悪ければ、条件が悪いだけ余計に努力すれば、東大に合格できるかということです。

それは、ほとんどの場合は違うでしょう。そうです、頭の出来が違うからなんです。これはおそらく生まれた時から持っている資質だと思われます。今回の場合も、もちろん努力をしたということを否定することもしませんし、よく頑張りましたねと言ってあげたいですが、それとは別に資質がよかったからだということが十分にあり得ると思えます。

兄弟そろって、貧乏人なのに東大に入れたということから資質(遺伝かそれに類する)だと思われます。生まれ持って、頭がよいか、努力をするとそれが水を吸うように吸収できるような構造の頭になっていた可能性が高いです。

両親が高卒だから、そんなことはありえないとかいうかもしれませんが資質ですので直接学歴と関係ないわけなんです。

親が金持ちであるという状態は恵まれた状態であると誰もが思いますが、当人はそう思わないことも多いのです。親が金持ちであって、私は別ですからという考えもありますし、そもそも周りの環境がそのことを気づかせないこともあります。

それと同様に、頭の出来も同様なんですね。

苦労して成功した人や、努力して何かを手に入れた人は、運も味方しているのにかかわらず、どうしてもそのことがこの世の真実のように感じてしまいます。ほかの人は努力しないからだという理論になるわけですね。しかし、その上な状態になったのはほかの要因はなかったのでしょうか?

苦労して成功した人や、努力して何かを手に入れた人は、恵まれてない人のことが分かりにくい傾向にあるおかもしれません。都合のところ(貧乏、人並み外れて努力した)だけは特別で、都合の悪いところ(頭の出来、運など)はみんなと同じだとしている可能性があるわけなんです。


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